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伊勢崎 淳 作 「備前黒徳利」
(商品No. 5562)
300,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
いつまでも枯れる事の無い創造力を持って、常に備前焼界をリードしている人間国宝 伊勢崎 淳先生の窯出しされたばかりの新作備前黒徳利です。父陽山先生や兄満先生とともに復元した姑耶山の穴窯にて焼き上げられた作品で、穴窯焼成における黒備前作品の特徴が良く出た酒呑です。背面からたっぷりと炎の洗礼を受けており、良質の松割木による砂金のような黄胡麻が一気に正面へと溢れ出し、見事な玉垂れ模様を形作っています。さらに口縁部から肩にかけてカセ胡麻が発生し、黒の塗り土と合わさることで暗めのコバルトブルーへと変化して所謂青窯変となっています。この青窯変は水気に敏感に反応して色味を増しますので、注いで頂く際に少量の酒を塗ってやると面白い変化を起こします。しっかりとカロリーを与えられて焼き込まれた黒の肌もまるで宝石のようであり、景色に富んだ見応えのある作品に仕上がっています。
■作品の概容
共箱(四方桟)
玉垂れ含む口縁4.4cm×玉垂れ含む胴径10.2cm×胴径9.6cm×高さ14.5cm 容量 約500cc
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2019-07-23
■作者(伊勢崎 淳)について
伊勢崎 淳先生は細工物を得意とした伊勢崎陽山先生の二男として生まれ、幼い頃から陶芸を学び1959年に岡山大学特設美術科を卒業した後陶芸の道に入りました。作品は花器、皿、茶陶のほか陶壁、オブジェなどの伝統的なものから造形志向の作品まで幅広く取り組んでいます。制作にあたっては成形と焼成を重視。素材と窯(穴窯、登窯、電気窯)の特徴を生かした、現代感覚溢れる作風を持ち味にしています。また、レリーフ作家の代表格として、多数の作品を発表されています。 1966年日本工芸会正会員に。1978年から9年間、岡山大学特設美術講師をされました。1998年に兄の満先生と兄弟揃って岡山県重要無形文化財保持者に認定され、同年、日本工芸会中国支部幹事長を勤めています。そして2004年7月、国指定重要無形文化財保持者となられました。
受賞歴・・・金重陶陽賞、岡山県文化奨励賞、山陽新聞賞、茶の湯の造形展優秀賞など多数/県展審査委員
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