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隠崎隆一 作 「備前酔器」
(商品No. 5594)
80,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
備前焼界のみならず世界に名高い異色の備前焼作家 隠崎隆一先生の近作の備前酔器です。2014年までの陶暦書が同封されており、その頃に制作されたものであると思われます。一目で隠崎先生と分かる大胆な箆使いによって作品全体が削り出されており、立体としての面白さを追求したデザインはいつまで眺めても飽きません。隠崎先生の酔器の中でも人気の高い三脚と鎬が一体となったタイプで、まるで土が折り重なるようにして収束したかのような非常に不思議な造形はいつまで眺めても飽きません。穴窯らしい胡麻が勢い良く吹き付けられた景色となっており、伏せ置かれた部分がちょうど丸抜けのようになり、立体的な造形にさらに奥行きを加味するアクセントとなっています。作品を囲むようにぐるりと巻き付けられた藁が、背面や下部では白い糸胡麻へと変化しているのもまた魅力的です。
■作品の概容
共箱(四方桟)
口縁3.8cm×胴径9.6cm×胴径7.7cm×高さ14.5cm 容量 約250cc
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2019-08-22
■作者(隠崎隆一)について
隠崎隆一先生は「平面から立体への変化」を求めてグラフィックデザイナーから転身し、1975年以降、岩本修一先生、伊勢崎 淳先生に師事し、備前陶芸センターでも学ばれました。その後、1985年に独立しました。ろくろづくりから変形を加えた花器、茶道具が中心。陶壁も手掛けられています。1990年日本工芸会正会員。1988年と1992年、茶の湯の造形展で大賞を受賞。1997年には備前焼パリ展に出品。東京、名古屋、倉敷、ニューヨークで個展を開きました。2019年に岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。
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