人間国宝無形文化財等、備前焼の有名作家による個性溢れる作品を一堂に展示しています。

 取扱作品

<< 戻る 買い物かごを見る


金重有邦 作 「伊部ヒダスキ手付向付 八人」

金重有邦 作 「伊部ヒダスキ手付向付 八人」

(商品No. 5892)
120,000 円(税込)

来店して実物を見る

FAXで注文する

この商品のお問い合わせ

お気に入り登録

  お支払・配送についてはこちら

■作品の特徴

金重一門の中にありながらも常に自分自身への問い掛けを続け、
金重有邦ではなく有邦という一人の陶工として作品制作をする金重有邦先生のやや前作の伊部ヒダスキ手付向付です。

現在伊部の地に築かれたつちがまよりも以前に制作された作品で、
七客の緋襷手付向付と登り窯で焼いた手付向付の一客がセットになっています。

一点一点非常に細かく作り込まれており、食器というカテゴリーを超えて、
まるで細工物の領域に足を踏み入れたかのような見事な作り込みとなっています。

細工の技を競うかの如く二股になった手付はただそれだけでも美しいですが、
何よりも直径の細さの計算が見事であり、脚付きの本体との大きさのバランスが秀逸です。

磨き抜かれた土による繊細な緋襷も見事で、
胡麻を始めとする自然釉が乗らない緋襷だからこそ可能な、
作品のシャープなラインと対になる伸びやかな緋襷景色となっています。

八点目の本焼きのものは箱入れの際に数がどうしても揃わず、本焼きの作品を合わせられたそうです。

金重素山先生が築いた牛神下の登り窯によるきめ細かいカセ胡麻が出ており、
自然釉を考慮してか緋襷よりも更にシャープな作りとなっています。

■作品の概容

共箱(二方桟)
手含む幅13.8cm×奥行き10.5cm×手含む高さ12.3cm

■作品画像

金重有邦 作 「伊部ヒダスキ手付向付 八人」 #1 金重有邦 作 「伊部ヒダスキ手付向付 八人」 #2 金重有邦 作 「伊部ヒダスキ手付向付 八人」 #3 金重有邦 作 「伊部ヒダスキ手付向付 八人」 #4 金重有邦 作 「伊部ヒダスキ手付向付 八人」 #5 金重有邦 作 「伊部ヒダスキ手付向付 八人」 #6 金重有邦 作 「伊部ヒダスキ手付向付 八人」 #7

※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。

公開日時:2020-06-01

■作者(金重有邦)について

金重有邦先生は無形文化財 金重素山先生の三男として生まれました。

1975年から父である金重素山先生の下で陶技を学びました。

1980年に独立、岡山で初個展を開きました。

現在は茶碗や水指、花入などの茶陶を中心に食器を制作されています。

特に好きな茶碗では内の造形(見込み)を重視し、使い心地と外側のバランスを追求しています。

県展山陽新聞社賞受賞、茶の湯の造形展奨励賞受賞、淡交ビエンナーレ奨励賞などを受賞されました。

2003年に日本陶磁協会賞、2018年に山陽新聞文化功労賞を受賞されました。

2019年には岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。

個展にも力を入れており、県内外の各所で開催されております。


関連商品

 

▲このページの上へ