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伊勢崎 淳 作 「備前酒呑」
(商品No. 5945)
60,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
いつまでも枯れる事の無い創造力を持って、
常に備前焼界をリードしている人間国宝 伊勢崎 淳先生の、
窯出しされたばかりの新作備前酒呑です。
穴窯で10日ほど焼き締めた作品で、
胡麻、緋襷、糸胡麻、カセ胡麻と緋色のグラデーションなど
伊勢崎備前を代表するような焼き上がりが楽しめます。
作品全体に巻き付けられた稲藁が焼成中に炎の中を飛ぶ自然釉と融合し、
まるで導火線のように胡麻を呼び寄せて発火し糸胡麻と呼ばれる形状へと変化しています。
更に作品の正面では穴窯のカセ胡麻も出ており、
その色合いと質感はまるで霜が降りて器肌が凍てついてしまったかのようで、
激しい炎を感じさせる景色の中に強烈なアクセントとなっています。
内側では粉雪が降り積もっていくように胡麻が堆積し、
轆轤挽きの際の指の跡である轆轤目に応じて胡麻が壁に残っており面白いです。
今回の酒呑は茶碗を小さくしたような新デザインとなっており、
ゆったりとした口縁の作りは見込みの景色にフォーカスしやすくなっています。■作品の概容
共箱(四方桟)
径8.0cm×8.0cm×高さ6.2cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2020-07-24
■作者(伊勢崎 淳)について
伊勢崎 淳先生は細工物を得意とした伊勢崎陽山先生の二男として生まれ、
幼い頃から陶芸を学び1959年に岡山大学特設美術科を卒業した後陶芸の道に入りました。
作品は花器、皿、茶陶のほか陶壁、オブジェなどの伝統的なものから、
造形志向の作品まで幅広く取り組んでいます。
制作にあたっては成形と焼成を重視し、
素材と窯(穴窯、登窯、電気窯)の特徴を生かした、
現代感覚溢れる作風を持ち味にしています。
また、レリーフ作家の代表格として、多数の作品を発表されています。
1966年日本工芸会正会員に認定され、
1978年から9年間、岡山大学特設美術講師をされました。
1998年に兄の満先生と兄弟揃って岡山県重要無形文化財保持者に認定され、
同年、日本工芸会中国支部幹事長を勤めています。
そして2004年7月、国指定重要無形文化財保持者となられました。
受賞歴・・・金重陶陽賞、岡山県文化奨励賞、山陽新聞賞、茶の湯の造形展優秀賞など多数/県展審査委員
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