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池西 剛 作 「伊部酒盃」
(商品No. 5981)
20,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
不言窯の名の通り不言実行で古の名品へと挑戦し続け、華麗かつ大胆な作品で人々を魅了する池西 剛先生の前作の伊部酒盃です。
2007年から2010年頃までの間に制作された伊部手の酒呑です。
胎土とは別の鉄分の多い土を焼成前に塗るといういわゆる「伊部手」の作品ですが、
近年主流となっているコバルトを混ぜる黒作品の流れではなく、
鉄器のような独特の質感を出す古備前伊部手を踏襲した技法となっています。
膠を煮詰めたような、はたまた蕩けたチョコレートのような独特の色合いの肌に、
これまた渋い色合いの濃厚な黄胡麻が掛かっており非常に風情があります。
内側と高台ではそれぞれ塗り土の量を調整しており、
それぞれ内側では胎土の色である濃い紫色の土味が、高台内では縮緬皺が楽しめます。
一見ゴツゴツとした見た目の無愛想にも思える造形ですが、
持ってみると正面右のくぼみに親指がしっかりとはまり、
口縁部に作られた呑み口へと自然に口が誘われるようになっており、
池西先生の古陶磁研究のエッセンスが詰まっています。
新品で購入後にそのまま開封することなく大切に保管されていた未使用品です。■作品の概容
共箱(四方桟)
径7.1cm×6.9cm×高さ5.3cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2020-08-27
■作者(池西 剛)について
池西 剛先生は1961年に大阪府吹田市で生まれました。
その後、各地にて日本・朝鮮・中国の陶磁を学びました。
1994年1月に愛媛県今治市に五連房式登窯と単室窖窯を築窯しました。
1995年より個展を中心に作品発表を続けています。
2012年には岡山県備前市和気町にも工房を設立しました。
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