<< 戻る | 買い物かごを見る |
安倍安人 作 「伊部酒呑」
(商品No. 6057)
80,000 円(税込)
売約済
お支払・配送についてはこちら
■作品の特徴
古陶に対する深い見識と美的感覚を持たれ、
独自の研究と焼成により唯一無二の作品を創造する、安倍安人先生の前作の伊部酒呑(ぐい呑)です。
安倍安人先生が2007年頃に制作された伊部手の酒呑で、
現在備前の作家の大多数が使用しているコバルトを用いた塗り土ではなく、
鉄分の多い粘土を用いた古備前と同じ手法で伊部手を再現されています。
最大の特徴はやはり深い艶のある伊部手の土肌で、
黒というよりも茶褐色の非常に複雑な色合いとなっており、
黒や焦げ茶が複雑に混じり合った濃密な色の集合体となっています。
江戸初期の伊部手水差しなどに見られる伊部手肌に比肩し、
甲虫のような深く繊細な色合いはいつまで眺めても飽きることがありません。
正面には霧の紋様が彫り込まれており、
安人先生らしい厚く掛かった黄胡麻との対比が面白いです。
裏面ではユニークな家の絵が彫られており、
豪快な焼きと力強い造形の中で独特のひょうきんなアクセントになっています。
新品で購入後にそのまま開封することなく大切に保管されていた未使用品です。■作品の概容
共箱(四方桟・二重箱)
径6.6cm×6.2cm×高さ6.2cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2020-11-10
■作者(安倍安人)について
安倍安人先生は1938年に大阪府で生まれました。
若い頃から芸術家を志し、洋画家として活躍されていました。
洋画家として活躍する傍ら、趣味で陶器を集めていましたが現代備前に物足りなさを感じ、
自ら納得いくものを造るため1972年から陶芸を始められました。
茶器や花器を中心に、酒器などもよく制作されています。
古備前を始めとする古陶磁を研究されており、その理論を元にした造形や焼成は国内外で高い評価を得ています。
その功績が認められニューヨークのメトロポリタン美術館や台湾の故宮博物院に作品が収蔵されました。
東京、大阪、ニューヨーク、パリ、台湾など国内外で精力的に個展を開催されています。
関連商品