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金重有邦 作 「伊部耳付花入」

金重有邦 作 「伊部耳付花入」

(商品No. 6111)
80,000 円(税込)

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■作品の特徴

金重一門の中にありながらも常に自分自身への問い掛けを続け、
金重有邦ではなく有邦という一人の陶工として作品制作をする、
金重有邦先生の前作の伊部耳付花入です。

平成中頃の山土主体での作品発表を始められるより少し前の作品で、
上品なカセ胡麻と緋色が楽しめる田土主体の作品になっています。

この頃から一目で有邦先生と分かる作品制作をされており、
特に柔らかなモスグリーンのカセ胡麻は「きめ細かい」を通り越して、
まるで粉が吹くかのような質感となっています。

金重一門の特徴である代々受け継いできた手作業による土作りの成果もあって、
上品で美しい緋色は、つい酒を馴染ませたくなる魔性の魅力があります。

「陶陽や素山の真似では駄目なんじゃ」と常々語る有邦先生ですが、
この頃にはその気持ちが強く萌芽しつつあったようで、
両先生の作品とはまた違ったバランスで成形されています。

特にやや下膨れかつ楕円になった胴と、
盃のような独特のリズムを持った口縁部の取り合わせのバランスが独特です。

■作品の概容

共箱(四方桟)
耳含む径14.4cm×13.9cm×高さ24.9cm

■作品画像

金重有邦 作 「伊部耳付花入」 #1 金重有邦 作 「伊部耳付花入」 #2 金重有邦 作 「伊部耳付花入」 #3 金重有邦 作 「伊部耳付花入」 #4 金重有邦 作 「伊部耳付花入」 #5 金重有邦 作 「伊部耳付花入」 #6

※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。

公開日時:2021-01-09

■作者(金重有邦)について

金重有邦先生は無形文化財 金重素山先生の三男として生まれました。

1975年から父である金重素山先生の下で陶技を学びました。

1980年に独立、岡山で初個展を開きました。

現在は茶碗や水指、花入などの茶陶を中心に食器を制作されています。

特に好きな茶碗では内の造形(見込み)を重視し、使い心地と外側のバランスを追求しています。

県展山陽新聞社賞受賞、茶の湯の造形展奨励賞受賞、淡交ビエンナーレ奨励賞などを受賞されました。

2003年に日本陶磁協会賞、2018年に山陽新聞文化功労賞を受賞されました。

2019年には岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。

個展にも力を入れており、県内外の各所で開催されております。


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