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曽我 尭 作 「備前酒呑」
(商品No. 6206)
16,500 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
古備前が焼かれた時代と同じ環境を再現して古の美へと挑戦する曽我 尭先生の備前酒呑(ぐい呑)です。
古備前の時代の窯焚き様式を再現するため当時存在しなかった耐火煉瓦を使用せず、
現代の窯焚きの常識が通用しない土だけの窯で焼き上げられた作品です。
土だけの窯はそれ自体が巨大な一つの焼き物となっており、
それ故に現代の美を飛び越えて古備前に差し迫るような極上の土味を見せています。
曽我先生の窯では窯焚きをするたびに土窯自体が変容し、
その影響で作品の焼き上がりも絶え間なく変化し続ける特性を持っており、
少し前の窯で焚かれた本作では、古備前の持つ独特の光沢感を見事に再現しています。
胡麻と土味で焼き上がりがくっきりと切り替わっており、
胡麻部分にはまるで濡れているかのような艷やかな光沢が、
土味部分では光沢は控えめになりプラチナを塗ったような金彩がそれぞれ出ています。
光沢感自体も単純なツルツルとしたようなガラス質ものものではなく、
古備前作品のような土ものらしいマット感と磨かれたような光沢を併せ持った、
所謂「矛盾する光沢感」とでも言うべき不思議な質感となっています。
スッキリとした上品な造形も土味を主体とする作風とマッチしており、
奥深い魅力がありながら使いやすい酒呑に仕上がっています。■作品の概容
共箱後日(恐れ入りますが発送までしばらくお時間がかかります。)
径6.4cm×6.3cm×高さ5.2cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2021-04-17
■作者(曽我 尭)について
曽我 尭先生は1984年に東京都で生まれました。
2009年に伊勢崎 淳先生に師事し、2012年に備前市久々井に耐火煉瓦を用いない土だけの窯を築窯しました。
2013年より独立し作陶活動を開始されました。
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