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伊勢崎 淳 作 「備前酒呑」
(商品No. 6246)
60,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
いつまでも枯れる事の無い創造力を持って、
常に備前焼界をリードしている人間国宝 伊勢崎 淳先生の、
窯出しされたばかりの新作備前酒呑(ぐい呑)です。
令和3年5月に窯出しされた最新作です。
半地下式の穴窯で10日ほど焼き締めた作品で、
背面からたっぷりと掛かった自然釉が、
まるで作品を抱擁しているかのような景色となっています。
そして流れ出した黄胡麻は正面部分で帯のように結ばれ、
まるで黒曜石の玉のような窯変を形作っています。
作品外周部はほぼ胡麻に埋め尽くされてはいますが、
焼成時には火の裏へ配置された正面側では剥き出しの土味が残っており、
ミルクチョコレートが蕩けるような絶妙な色合いが見事です。
これだけの激しい景色を持ちながらも、
見込み部分では胡麻がほどんど掛かることがなく、
乾いたようなマットな土肌が残っており、
穴窯らしいメリハリの効いた景色となっています。
腰回りも淳先生の十八番である打文が取り入れられ、
線文を刻みつけながら緩やかな五角形へ変形させており、
さらにそれが激しい炎によって作品全体が変形し、
より豪快な形へと姿を変えています。■作品の概容
共箱(四方桟)
径7.2cm×6.8cm×高さ7.2cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2021-05-28
■作者(伊勢崎 淳)について
伊勢崎 淳先生は細工物を得意とした伊勢崎陽山先生の二男として生まれ、
幼い頃から陶芸を学び1959年に岡山大学特設美術科を卒業した後陶芸の道に入りました。
作品は花器、皿、茶陶のほか陶壁、オブジェなどの伝統的なものから、
造形志向の作品まで幅広く取り組んでいます。
制作にあたっては成形と焼成を重視し、
素材と窯(穴窯、登窯、電気窯)の特徴を生かした、
現代感覚溢れる作風を持ち味にしています。
また、レリーフ作家の代表格として、多数の作品を発表されています。
1966年日本工芸会正会員に認定され、
1978年から9年間、岡山大学特設美術講師をされました。
1998年に兄の満先生と兄弟揃って岡山県重要無形文化財保持者に認定され、
同年、日本工芸会中国支部幹事長を勤めています。
そして2004年7月、国指定重要無形文化財保持者となられました。
受賞歴・・・金重陶陽賞、岡山県文化奨励賞、山陽新聞賞、茶の湯の造形展優秀賞など多数/県展審査委員
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