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金重 巖 作 「伊部盃」
(商品No. 6323)
24,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
金重一門という名門に生まれ育ち、陶陽先生道明先生と代々焼き上げてきた窯を受け継ぎ、
こつこつと精進されている金重 巖先生の窯出しされたばかりの新作伊部盃(酒呑・ぐい呑)です。
令和3年6月に窯出しされた作品です。
金重陶陽先生・道明先生から受け継ぎ守り抜いてきた備前登り窯による作品で、
備前陶の真骨頂である冷え枯れた味わいの中に隠された、
土自身の驚くべきエネルギーが上手く表現されています。
あくまでも焼成中に自然に発生する窯変のみで勝負したいと考える巖先生らしく、
良い意味で土と火に任せた極々自然体の窯変が展開されています。
作品全体に薄っすらと消え入るようなカセ胡麻が出ており、
その性質から下地の緋色の土味を透過して赤茶色のカセ胡麻になっています。
正面には自然体の窯変を体現する斑模様の緋色が宿っており、
牡丹餅でくっきりと隈取を見せつけるような出し方ではなく、
熱の侵入するままに任せた自然で上品な色合いとなっています。
胴部の造形や高台の意匠なども全てシンプルで衒いがなく、
窯変同様に陶工の手が自然に生み出した造形となっており、
とても簡単なようでいて最も難しい道をゆっくり邁進しています。
人に評価されなくても良い、ただ人に喜んでもらえる仕事をしたい、
という巖先生の静かですが頑なな想いが伝わってきます。■作品の概容
共箱(二方桟)
径7.2cm×7.1cm×高さ4.6cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2021-08-13
■作者(金重 巖)について
金重 巖先生は1965年に金重道明先生の長男として岡山県備前市で生まれました。
備前焼作家の家系に生まれ育ち、自らも焼き物が好きだったことから、作陶の道へ進まれました。
金重一門の指導を受けて陶技を磨き、1995年に独立して岡山市内のギャラリーで初個展を開催しました。
1999年と2001年に金重一門展に出品されています。
2007年には天満屋岡山店にて個展を開催されました。
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