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伊勢崎 淳 作 「備前酒呑」
(商品No. 6561)
60,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
いつまでも枯れる事の無い創造力を持って、
常に備前焼界をリードしている人間国宝 伊勢崎 淳先生の新作備前酒呑(ぐい呑)です。
令和3年12月に窯出しされた最新作です。
淳先生の作品は穴窯焼成による景色の変化に飛んだ作品が有名ですが、
本作はあえてその特色を封じて緋襷と土の表情にフォーカスした珍しい焼成が面白いです。
登り窯などで別種の作品の中や匣鉢の中に入れて焼かれる通称「登り窯緋襷」がありますが、
本作は元々緋襷が採れる穴窯ながらも緋襷をメインとした言うなれば「穴窯緋襷」となっています。
別種の作品の中に詰め込んでから焼き上げており、
開けた上部から雪のようにゆっくりと胡麻が降り積もり、
側面は自然釉が掛からない緋襷のみの土肌となっています。
側面部分はサラサラとした非常に心地よい質感となっており、
僅かに黄色味の恥じった土肌に、もっちりとした緋襷が掛かり素晴らしいです。
基本的には高台ありの縦長シルエットでシンプルな造形で、
トレードマークの一つでもある大型の高台など造形には淳先生らしさが溢れています。■作品の概容
共箱(四方桟)
径6.8cm×6.7cm×高さ7.4cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2022-04-09
■作者(伊勢崎 淳)について
伊勢崎 淳先生は細工物を得意とした伊勢崎陽山先生の二男として生まれ、
幼い頃から陶芸を学び1959年に岡山大学特設美術科を卒業した後陶芸の道に入りました。
作品は花器、皿、茶陶のほか陶壁、オブジェなどの伝統的なものから、
造形志向の作品まで幅広く取り組んでいます。
制作にあたっては成形と焼成を重視し、
素材と窯(穴窯、登窯、電気窯)の特徴を生かした、
現代感覚溢れる作風を持ち味にしています。
また、レリーフ作家の代表格として、多数の作品を発表されています。
1966年日本工芸会正会員に認定され、
1978年から9年間、岡山大学特設美術講師をされました。
1998年に兄の満先生と兄弟揃って岡山県重要無形文化財保持者に認定され、
同年、日本工芸会中国支部幹事長を勤めています。
そして2004年7月、国指定重要無形文化財保持者となられました。
受賞歴・・・金重陶陽賞、岡山県文化奨励賞、山陽新聞賞、茶の湯の造形展優秀賞など多数/県展審査委員
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