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伊勢崎 淳 作 「備前引出黒酒呑」
(商品No. 6984)
150,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
いつまでも枯れる事の無い創造力を持って、
常に備前焼界をリードしている人間国宝伊勢崎 淳先生の、
窯出しされたばかりの新作備前引出黒酒呑(ぐい呑)です。
令和5年6月に窯出しされた最新作です。
伊勢崎一門を代表する引き出し技法で焼かれた作品で、
窯の焚き口の付近に設置し、焼成中の1200度近い窯の中から取り出すという、
一窯でも僅かしか採れないとても稀少な引出黒の酒呑です。
胡麻は引き出したことにより蒼色の混じった琥珀のようになり、
引出し作品でしか見ることが出来ない透明感のある美しい窯変となっています。
黒の肌も塗り土の中のコバルトの作用によって深く澄んだ蒼色となり、
使用時には水気を含んでより美しく煌めく事でしょう。
備前焼はほとんどの作品で強烈な炎や熱風を想起させますが、
引出し黒だけはまるで違う非常に繊細な表情を持っており、
降りしきる雨を想起させる優しい景色を感じさせてくれます。
土味部分の滑らかな黒の発色や、非常に大振りでエネルギッシュな造形など、
黄胡麻と蒼窯変以外の部分でも淳先生らしい仕上がりとなっています。■作品の概容
共箱後日(恐れ入りますが発送までお時間がかかります。)
径7.0cm×6.8cm×高さ7.3cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2023-06-20
■作者(伊勢崎 淳)について
伊勢崎 淳先生は細工物を得意とした伊勢崎陽山先生の二男として生まれ、
幼い頃から陶芸を学び1959年に岡山大学特設美術科を卒業した後陶芸の道に入りました。
作品は花器、皿、茶陶のほか陶壁、オブジェなどの伝統的なものから、
造形志向の作品まで幅広く取り組んでいます。
制作にあたっては成形と焼成を重視し、
素材と窯(穴窯、登窯、電気窯)の特徴を生かした、
現代感覚溢れる作風を持ち味にしています。
また、レリーフ作家の代表格として、多数の作品を発表されています。
1966年日本工芸会正会員に認定され、
1978年から9年間、岡山大学特設美術講師をされました。
1998年に兄の満先生と兄弟揃って岡山県重要無形文化財保持者に認定され、
同年、日本工芸会中国支部幹事長を勤めています。
そして2004年7月、国指定重要無形文化財保持者となられました。
受賞歴・・・金重陶陽賞、岡山県文化奨励賞、山陽新聞賞、茶の湯の造形展優秀賞など多数/県展審査委員
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