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伊勢崎 淳 作 「備前酒呑」
(商品No. 6989)
60,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
いつまでも枯れる事の無い創造力を持って、
常に備前焼界をリードしている人間国宝 伊勢崎 淳先生の、
窯出しされたばかりの新作特大備前酒呑(ぐい呑)です。
令和5年6月に窯出しされた最新作で、湯呑に近い特大サイズの酒呑です。
半地下式の穴窯でじっくりと10日ほど焼き締めた作品で、
強烈な炎に乗って運ばれた自然釉がダイナミックな景色を作っています。
作品全体の7割程度を自然釉が覆っていますが、満遍なく同じ色合いになるのではなく、
部位によってがらりと景色が変わっている為、飽きのこない多彩な景色を楽しむことが出来ます。
まず作品前面にはベッタリと張り付くように穴窯のカセ胡麻が出ており、
その色合いと質感はまるで霜が降りて器肌が凍てついてしまったかのようで、
激しい炎を感じさせる景色の中に強烈なアクセントとなっています。
作品の背面側では液状化した黄胡麻がたっぷりと掛かっており、
そこにさらに追い打ちをかけるかのように窯壁から自然釉の雫が三つ投下されています。
内側ではまるで煌々と照る熾火を掬い取ったかのように胡麻が入り込んでおり、
焦げ胡麻や飴色の土味なども相まってダイナミックな景色が楽しめます。■作品の概容
共箱(恐れ入りますが発送までしばらくお時間がかかります。)
径7.8cm×7.0cm×高さ8.1cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2023-06-25
■作者(伊勢崎 淳)について
伊勢崎 淳先生は細工物を得意とした伊勢崎陽山先生の二男として生まれ、
幼い頃から陶芸を学び1959年に岡山大学特設美術科を卒業した後陶芸の道に入りました。
作品は花器、皿、茶陶のほか陶壁、オブジェなどの伝統的なものから、
造形志向の作品まで幅広く取り組んでいます。
制作にあたっては成形と焼成を重視し、
素材と窯(穴窯、登窯、電気窯)の特徴を生かした、
現代感覚溢れる作風を持ち味にしています。
また、レリーフ作家の代表格として、多数の作品を発表されています。
1966年日本工芸会正会員に認定され、
1978年から9年間、岡山大学特設美術講師をされました。
1998年に兄の満先生と兄弟揃って岡山県重要無形文化財保持者に認定され、
同年、日本工芸会中国支部幹事長を勤めています。
そして2004年7月、国指定重要無形文化財保持者となられました。
受賞歴・・・金重陶陽賞、岡山県文化奨励賞、山陽新聞賞、茶の湯の造形展優秀賞など多数/県展審査委員
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