人間国宝無形文化財等、 備前焼の有名作家による個性溢れる作品を一堂に展示しています。


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浦上善次 作 「備前酒盃」

(商品No. 4832)
浦上善次 作 「備前酒盃」
40,000 円(税込)

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■作品の特徴

数々の栄誉に輝き、世界的にも高名な無形文化財 浦上善次先生の備前酒盃です。やや厚手で重厚感のある造りの中に、高台や胴締めなど善次先生らしい意匠がふんだんに盛り込まれた作品です。特に胴締め部分は指を掛けやすくなっており、重量感のある造りでも安定した持ちやすさとなっています。また、胴締め部分の正面に位置する場所では二本の箆目が入っており、着物の帯留めを思わせる面白い意匠が心憎いです。外周部はこってりと焼けた濃厚な紫蘇色を基調に、よく溶けた黄胡麻や飴色のグラデーションなど見応えのある景色が展開されています。特筆すべきは見込みの灰被りで、丁度酒呑で熾を掬い取ったような格好で焼き上がり、その熾の跡が青く輝く白銀の窯変として見込みに残されており素敵です。

■作品の概容

共箱(四方桟)
径7.2cm×径7.1cm×高さ5.9cm

■作品画像

浦上善次作 「備前酒盃」
浦上善次作 「備前酒盃」
浦上善次作 「備前酒盃」
浦上善次作 「備前酒盃」
浦上善次作 「備前酒盃」
浦上善次作 「備前酒盃」

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公開日時:2017-11-30

■作者(浦上善次)について

浦上善次先生(1914年〜2006年)は伊部に生まれ、西村春湖先生に師事し陶芸の道に入りました。1935年芸術院会員北村西望先生の門下生となり塑像を学び、内藤伸先生に木彫りを、岡田三郎先生・大久保作次郎先生にデッサンを学びました。写実に立脚した生命感あふれる動物の置物や銅像、陶壁などが得意です。主な作品は岡山空港の陶壁、倉敷芸文館の大山名人陶板、備前陶芸美術館の金重陶陽胸像、津山市の児島高徳公陶像など。1973年に牛の置物がル・サロン300年祭で金賞を獲得。同年、岡山県指定重要無形文化財保持者となりました。2006年3月お亡くなりになられました。
受賞歴・・・岡山県文化賞、三木記念賞、仏・シャガール栄誉賞、紺綬褒賞、勲五等瑞宝章、サロン・ド・パリ展大賞など多数/県展審査会員


 

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