人間国宝無形文化財等、 備前焼の有名作家による個性溢れる作品を一堂に展示しています。


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森本良信 作 「備前徳利」

(商品No. 5426)
森本良信 作 「備前徳利」
40,000 円(税込)

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■作品の特徴

優れた美的感覚を持ち、土と焼きと造りに於いて常に進化し続ける森本良信先生の窯出しされたばかりの新作備前酒盃です。森本先生自身が「被り物」と表現する備前手の作品で、胡麻や桟切などが幾重にも重なり合い、重厚な窯変の着物を形成しています。しかし本作の肝はそこではなく、あくまでもその被り物を焼成する過程で生まれる絶妙な「抜け」であり、堅く焼きしまった肌の中に生まれる極上の陰影が見事です。現代備前でよく言われる甘焼きの抜けではなく、古備前の肌に確かに存在していた焼き締まった抜けを追求し、濃厚なチョコレートのような土肌に被り物と抜けを加えて立体的かつ濃密なテクスチャーを完成させました。その過程でこそ生まれる重厚な被り物も逸品で、濡れたような桟切や摘み上げられそうな黄胡麻も素晴らしいです。単に強い焼きだけを狙って焼き込んだり、逆に柔らかい土味だけを狙って焼き込むのではなく、すべての要素が複雑に絡み合って極上のテクスチャーを生んでいます。本作は李朝の作品にインスパイアされた高台付きの徳利となっており、古陶磁を愛する森本先生らしい見事な造形となっています。

■作品の概容

共箱(発送までしばらくお時間がかかります)
口縁3.6cm×胴径10.5cm×9.3cm×高さ11.6cm 容量 約360CC

■作品画像

森本良信作 「備前徳利」
森本良信作 「備前徳利」
森本良信作 「備前徳利」
森本良信作 「備前徳利」
森本良信作 「備前徳利」

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公開日時:2019-04-10

■作者(森本良信)について

森本良信先生は1976年、岡山県に生まれました。1996年備前陶芸センターを修了。フリーを経て、2004年東京にて初個展。以後毎年東京を中心として全国にて個展開催。2005年、2006年、2007年度田部美術館「茶の湯の造形展」入選。 2008年、東京・日本橋三越「現代作家酒器展」出品。2009年、東京・日本橋三越「現代作家茶碗展」出品。2010年、岡山・天満屋「森本良信 特集」など各地で個展を開催しています。

 

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