人間国宝無形文化財等、 備前焼の有名作家による個性溢れる作品を一堂に展示しています。


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伊勢崎 満 作 「備前耳付水指」

(商品No. 6272)
伊勢崎 満 作 「備前耳付水指」
120,000 円(税込)

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■作品の特徴

備前焼を愛し備前に多大なる貢献をした名工、伊勢崎満先生の備前耳付水指です。

平成14年頃の陶歴書が同封されており、その頃に制作された作品と思われます。

常に備前焼の良さは土味にあると信じて活動し、
良質の田土にこだわり続けた満先生らしい奥深い景色をもっています。

一見するととても地味ですが、非常に多彩な窯変が出た作品で、
雲のような色合いの桟切りが作品全体に出ており、
檜垣文と相まってまるで抽象画のような不思議な景色となっています。

蓋は焼成時に本体に乗せて焼いており、
熱風で運ばれてきた黄胡麻が上から降り積もり、
胴部の桟切り模様とはまた違った黄胡麻景色になっています。

耳付矢筈口のお手本のような造形も素晴らしく、
満先生が培ってきた技術が集約された造形は見事の一言に尽きます。

■作品の概容

共箱(四方桟)
径20.0cm×17.4cm×高さ18.7cm

■作品画像

伊勢崎 満作 「備前耳付水指」
伊勢崎 満作 「備前耳付水指」
伊勢崎 満作 「備前耳付水指」
伊勢崎 満作 「備前耳付水指」
伊勢崎 満作 「備前耳付水指」
伊勢崎 満作 「備前耳付水指」
伊勢崎 満作 「備前耳付水指」

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公開日時:2021-06-22

■作者(伊勢崎 満)について

伊勢崎 満先生は1934年に無形文化財 伊勢崎陽山先生の長男として生まれ、
幼少より父に陶技を習い岡山大学特設美術科彫塑を専攻されました。

茶陶の本格派として桃山風の造形や土味、焼成を追及。

作品によって登窯と中世の穴窯を使い分け、電気窯やガス窯は使わず、
松割木による焼成にこだわられています。

1964年日本工芸会正会員となり1974年には金重陶陽賞を受賞されました。

1994年に山陽新聞文化功労賞、1998年第15回田部美術館大賞を受賞されました。

同年3月に岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。

2011年8月、77歳で逝去されました。

受賞歴・・・金重陶陽賞、岡山県文化奨励賞、山陽新聞賞、岡山日日新聞芸術文化功労賞、茶の湯の造形展大賞など多数/県展招待


 

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