高力芳照 作 「備前窯変酒呑」(商品No. 6991) |
22,000 円(税込)
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金重素山先生と金重有邦先生に師事しながらも、
気負うこと無く自身の作品づくりを追求する高力芳照先生の、
窯出しされたばかりの新作備前窯変酒呑です。
令和5年6月に窯出しされたばかりの最新作です。
リスクを恐れない攻めの窯焚きによって土の表情を引き出す高力先生らしく、
外周部ではまるで濡れた木炭のような濃い黒の灰被り窯変が、
更に一部では薄っすらと銀色に輝く灰被り窯変が展開されています。
金重一門の緋色は基本的に強く焼き込むほどに焼けて白色に近づいていきますが、
本作は限られたごく一部の場所でジャストタイミングで焼き上がったことで、
強い焼きを得つつも濃厚な緋色を残すことに成功した作品となっています。
見込みも外周部と同様に木炭のような灰被り窯変に覆われており、
そこに水面に映る満月のような小さい丸抜けが合わさり最高の景気を形作っています。
高台周辺の削りは深さと速さの両方とも今までの作風より更に強くなっており、
丸め込むように刈り取られた腰から胴へ向けて山道も備え付けられています。
近年の造形はやや薄手にシフトチェンジした高力先生ですが、
端正な口造りですが腰にはある程度肉を残して程よい手取り感をキープしています。
共箱後日(恐れ入りますが発送までしばらくお時間がかかります。)
径6.3cm×6.3cm×高さ5.9cm
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公開日時:2023-06-27