いつも川口陶楽苑をお引立て頂き、誠に有難うございます。
この度、川口陶楽苑Online個展と致しまして、
「若手四人 新作展」を開催させて頂くこととなりました。
三月の終わり、冬と春と がバトンタッチする季節。
新しい出会いと別れが交錯する時期より準備を進め、
四月終わり、芽吹きの季節にやっと準備が整いました。
作品とは作家より生み出されるものです。
そして作家とは人という大きな存在から生み出されます。
そして人とは自然という計り知れない巨大なものから生み出され、
またその中で生きてきたモノであります。
それ故に作品に大いなる自然の美しさを重ねて見てしまうのかも知れません。
生み出された作品は、ついこの前までただの土の欠片でした。
それが人が存在する事の出来ない、1000℃を越える炎の揺り籠に揺られて
ついには新しい何かへと生まれ変わるものです。
生まれたばかりの作品はまるで、芽吹いたばかりの若葉のように思えます。
弱々しく、拙く、儚いものです。
しかしその身の中に無限の可能性が宿っています。
是非、皆様のお手元でこの若葉を、大切に育てて下さいます様お願い申し上げます。