2017-02-18 【更新】 2/18 曽我 尭 備前湯呑 本日の更新は古備前が焼かれた時代と同じ環境を再現し、古の美へと挑戦する曽我 尭先生の新作備前湯呑です。古備前時代の様式を再現するため耐火煉瓦等も使用せず、その為に窯内部の熱効率からしてまったく現代の常識が通用しない窯で焼き上げられており、それ故に現代の美を飛び越えて古備前に差し迫るような極上の土味を見せています。本作は片面が光沢のない肌、もう片面がネットリとした... More
2017-02-17 【更新】 2/17 金井春山 備前飛獅子香炉 本日の更新はその生涯を細工物一筋に生き、激動の時代を駆け抜けた備前が誇る名工、金井春山先生の最晩年の備前飛獅子香炉です。春山先生は明治に生まれ、大正には師である西村春湖先生の下で修業に励み、その後独立された昭和期には見事な細工物を数多く作り上げつつ、昭和末期には備前陶芸センターなどで後進の指導にも当たられていました。昭和57年、備前の復興と隆盛を見届けた後に惜し... More
2017-02-16 【更新】 2/16 山本陶秀 備前湯呑 いつも川口陶楽苑をお引き立て頂き誠にありがとうございます。大変申し訳ございませんが諸事情により暫くの間、毎晩20時のHP更新をこちらのブログにて発表させて頂きます。いつもHP更新を楽しみにお待ち頂いております皆様には、ご不便をお掛けしてしまい大変申し訳ございませんがどうぞ宜しくお願いします。記事が更新されない場合はブラウザのリロードボタンで更新をお願い致します。... More
2017-02-12 白雪に蛍舞う(隠崎隆一先生の白炭化酔器のご紹介) 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。先週末は日本各地で寒波が到来し、備前地方でも時折吹雪いておりましたね。吹雪はするものの積もることはなく、春の到来を待つばかりでございます。さて、そんな雪の日にピッタリの面白い作品が入荷しましたのでご紹介させて頂きます。今回入荷しましたのは隠崎隆一先生の2014年頃制作の白炭化酔器です。実はこの作品、白釉部分に井戸の御本手... More
2017-02-05 金重素山先生の極上の酒器のご紹介~片身替わりの美~ 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。少し日が長くなったような気も致しますが、まだまだ寒い日が続きますね。さて、本日は名工 金重素山先生の極上の酒器二点をご紹介致します。有り難い事にこちらの作品は店頭で即売約となってしまいましたが、どちらも稀少で味わい深い窯変が出ておりますので是非ご覧頂ければと思います。 ①カセ窯変酒呑一点目はカセ窯変の酒呑です。... More
2017-01-15 金重 ?先生の新作が入荷しました 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。新年一回目のブログ更新ですが、今回は金重 ?先生の新作等が入荷しましたので、その中から普段あまり目にすることのないダイナミックな長方皿をご紹介したいと思います。この長方皿自体は以前制作されていたものですが今回の新作と併せて頂いてきました。金重 ?先生といえば酒器で大変な人気を誇りますが、今回はまた一味違った作品となってい... More
2016-12-30 新春特別企画 「曽我 尭 新作酒器展 一窯一会」のお知らせ 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。今年ももうすぐ終わり、じきに新年を迎えますね。当店も昨日無事に本年度の営業を終えることが出来ました。また来年も素晴らしいご縁を繋げて参りますので、どうぞ変わらぬご愛顧のほど何卒宜しくお願い致します。さて、新年を迎えるにあたり本日20時より新春特別企画と題しまして、曽我 尭先生の窯出しされたばかりの新作酒器をご紹介させて頂... More
2016-11-30 秋谷昌央先生の新作茶器セットのご紹介 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。日を追う毎に冬めいてきておりますが、備前焼の窯焚きにはピッタリの季節です。今現在も窯出しが続いており、これから春にかけて素晴らしい新作が出て参ります。今回は約二年ぶりとなる窯出しを終えられた秋谷昌央先生の新作の中から、素敵な急須と湯呑の茶器セットをご紹介させて頂きます。 秋谷先生の特徴である、現代の生活にマッチ... More
2016-11-13 伊勢崎晃一朗先生の窯出しがありました 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。11月も中盤に差し掛かり、今年も残すところあと僅かとなりました。気温も大分下がってきており、こちらの方でも冬支度を始めています。これから年末にかけて窯が焚きやすく窯出しが続きそうです。HPなどでも随時入荷した新作をご紹介させて頂いておりますが、今回は晃一朗先生の窯出しされた新作の中からオススメの茶器をご紹介させて頂きます... More
2016-11-06 金重晃介先生の窯出しがありました 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。本日は約2年ぶりの窯出しとなりました金重晃介先生の新作酒器をご紹介させて頂きます。今回の窯焚きの一つ前の窯焚きである今年春の金重潤平先生の作品では、非常に冴えた緋色を中心に大成功の窯焚きとして愛陶家の方々に大変ご高評を頂きました。今回の窯焚きでも濃厚な色合いと強い焼きの特性を引き継いでおり、煌々と照るように鮮やかな緋色と... More
2016-10-25 安倍安人先生の作品が台湾の故宮博物院に永久収蔵されました 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。今年の備前焼まつりも無事終了と相成りました。今年も沢山のお客様と備前焼について語り合うことが出来ました事を嬉しく思います。ご来店頂きました皆様、誠にありがとうございました。本日は朝から安倍安人先生より素晴らしいニュースがありました。世界4大博物館と称され、60万点以上のコレクションを誇る台湾の故宮博物院に安人先生の作品3... More
2016-10-10 水面に映るもう一つの半月(安倍安人先生の新作のご紹介) 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。今月15・16日に開催されます備前焼まつりも段々と近づいて参りましたので、それに合わせて入荷した素晴らしい作品をご紹介していきたいと思います。今回ご紹介するのは安倍安人先生の見事な備前鉢です。実はこの鉢は去年開催された―破格―桃山備前展に出品された、「古備前 平鉢 半月形」を彷彿とさせる姿と焼成となっています。破格展の感... More
2016-10-06 第34回備前焼まつりのお知らせ 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。本日は今月開催の備前焼まつりについてお知らせさせて頂きます。10月15日・16日の土日に第34備前焼まつりが開催されます。今年も期間中は、伊部周辺にてたくさんのイベントが執り行われる予定となっております。若手作家による花器展や、轆轤実演などの様々な角度から備前焼の美に触れることが出来ます。また、先日告知させて頂いたおかえ... More
2016-10-06 おかえり陶陽展のお知らせ 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。夏も終わり10月に入り、そろそろ備前焼まつりが近づいてきました。本日より開催されます人間国宝・金重陶陽生誕百二十年記念「おかえり陶陽」展のお知らせです。本展は金重陶陽先生の生誕百二十年を記念して行われる作品展で、島根県安来市の加納美術館のコレクションをお借りして備前市の備前焼ミュージアムで開催されます。加納美... More
2016-08-25 竹籠が紡ぐもの 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。以前のブログにてお客様ご愛用の竹籠をご紹介させて頂きましたが、ご興味を持たれたお客様が作品をご注文されていらっしゃったのですが、やっと完成したということで、遠方から遥々ご来店の際に実物を見せて下さいました。私も拝見させて頂くのを大変楽しみにしておりましたが、想像以上に素晴らしい出来栄えで細部まで手の込んだ丈夫な造りに感動... More
2016-08-21 ますねずみ 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。ジリジリと焼けるような日差しの日が続いております。水分補給にはくれぐれもお気をつけ下さい。さて、本日は先ごろお客様にご売約頂きました作品ではございますが、非常にユニークな島村 光先生の枡鼠の細工物をご紹介したいと思います。枡鼠といえば昭和期の名工なども手掛けた備前の定番のモチーフの一つです。基本的な構図としては大きな一升... More
2016-07-23 この土、語る事能わず(金重有邦先生の新作のご紹介) 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。夏真っ盛りということでジリジリと照りつける暑い日が続いております。こんな時にはさっと水にくぐらせて水気を帯びた備前の皿に、マスカットやピオーネや白桃を盛り付けて食べたいものですね。さて本日は今夏窯出しをされました金重有邦先生の新作から、金重有邦先生の持つ二つの面を見ることが出来る徳利二点をご紹介させて頂きます。金重一門に... More
2016-07-13 金重の黒胡麻に魅せられて 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。金重の黒胡麻に魅せられて皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。本日は先日窯出しされた金重潤平先生の新作の中から、金重一門らしい景色の出たおすすめの作品2点をご紹介します。大変ご好評を頂いております潤平先生の新作ですが、土味の良さと焼き込みのバランスが今回は特に素晴らしかったと思います。強く焼き込めば焼き込む程に、土味... More
2016-06-13 市川 透先生の新作が入荷しました(2016年夏) 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。本日は市川 透先生の最新作が入荷しましたのでご紹介させて頂きます。これまで市川先生の作品は酒呑を主にHP上で何度かご紹介させて頂きましたが、本日ご紹介するのは金彩、プラチナ彩、R432黒炭化の片口酒注3点です。 左からプラチナ彩片口、金彩片口、R432黒炭化片口です。 市川先生の作品ではまずその奇抜な... More
2016-06-05 森 陶岳先生の新作を拝見しました 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。中国地方も梅雨入りとなり、昨晩は激しい雨が降っておりました。ただ、まだ夜はそこまで暑くなく、本格的な夏到来はまだもう少し先なのでしょうか。さて、本日は記憶に新しい森 陶岳先生の寒風新大窯の新作から2点、壺と花入をお客様より拝見させて頂きましたのでご紹介させて頂きます。記憶にも新しい寒風新大窯の作品で、今までの備前になかっ... More