皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。
本日は約2年ぶりの窯出しとなりました金重晃介先生の新作酒器をご紹介させて頂きます。
今回の窯焚きの一つ前の窯焚きである今年春の金重潤平先生の作品では、
非常に冴えた緋色を中心に大成功の窯焚きとして愛陶家の方々に大変ご高評を頂きました。
今回の窯焚きでも濃厚な色合いと強い焼きの特性を引き継いでおり、
煌々と照るように鮮やかな緋色と黒銀の窯変が一つになっています。
30年以上稼働してきた香登窯が、現在進行形で進化しているのもとても興味深いですね。
窯もまた作品などと同じく土から出来ている以上、
一つの焼き物として30年間焼き続けられているという見方も出来るのかもしれません。
今回は珠玉の窯変酒器を中心に入荷していますので、
ご興味のある方は是非当店までお問い合わせ下さいませ。
この記事の下に金重晃介先生の新作の大まかな写真とオススメの新作窯変酒呑を、
そして同時に少数焼かれた金重潤平先生の新作からオススメの酒呑を掲載しております。
非常に鮮やかで強い緋色が徳利・酒呑共に出ています。
煌々と照るような緋色ですがお酒に濡れることでより素晴らしい色合いに変貌します。
金重晃介作 新作備前酒呑
煌々と照るような正面の窯変も見事ですが、窯内の左右の作品との接合面にも素晴らしい緋色が出ています。
高台部分にも緋色が出ている他、見込みでも赤紫色の濃い土味が出ており正に緋色づくしの逸品となっています。
鼠色に上がった灰被りは丁寧な手入れで非常に触り心地が良く、金重備前の良さを凝縮したような酒呑です。
金重潤平作 新作備前酒呑
こちらは同じ窯に少数入っていた金重潤平先生の新作の中からカセ窯変の酒呑です。
カセ窯変は水指や花入など大型で格の高い作品に採用されることが多いですが、
小型作品の酒呑にこれだけの灰が乗ったものは一窯でもそうそう目にすることは出来ません。
(金重晃介/新作備前酒呑 共箱制作中)
size:径7.0cm×径6.8cm×高さ5.8cm price: 売約済