2007-09-12 原田拾六 作 備前ぐい呑 今日は拾六先生の太閤石を用いた新しい作風のぐい呑みのご紹介です。今まではアクセント、スパイスとして作品に使用されてきた太閤石ですが、今回は完全に主役としてダイナミックな景色を演出しています。まるで石庭や、石を使った空間アートのような存在感のあるぐい呑です。太閤石は石灯籠などに用いられていた花崗岩ですが、ジュエリーのように作品に装着して焼き上げるとは本当に拾六先生... More
2007-09-03 浦上光弘 作 備前ぐい呑 今日の入荷情報は浦上光弘先生の備前ぐい呑です。グレーのボディに黒い緋襷が掛った、浦上一門一子相伝の黒襷焼成が美しい作品です。コンクリートを思わせるグレーの色合いと、滑らかな質感のギャップがとても心地良い作品です。さらに竜巻が宿ったような荒らぶる造形が上記の色と質感を纏い、冷たさと優しさと力強さを同時に味わえる作品となっております。さて、不謹慎というかあまり書くべ... More
2007-09-02 一周年記念感謝企画のお知らせ みなさん、こんにちは。まだまだ暑い日が続いておりますが、もう九月ですね。暦の上ではもう秋になったのでしょうか?外はまだ夏の日差しですが、とにかく早く涼しくなって欲しいものです。さて、実は9月の6日でこのブログも開設一周年となります。長いようで短かったこの一年ですが、本当に色々ありました。ここまで頑張れたのも、読んで下さる皆様のお陰です。そこで開設一周年感謝企画と... More
2007-08-29 金重陶陽 作 備前酒呑 今日は陶陽先生の窯変酒呑のご紹介をさせて頂きます。備前焼初代人間国宝にして、備前最高峰の作家と謳われる陶陽先生の作品は、今や非常に入手困難で市場価格も少し上がってきております。その中でもやはり人気なのは酒器、とりわけ酒呑の人気は非常に高いです。当店もこの作品を入荷出来たのは、本当に運が良かったと思います。本当に数年振りに見る「窯変」の作品です。写真を見ての通り、... More
2007-08-25 安倍安人 作 伊部酒呑彩色&備前酒呑彩色(5color Edit... 本日は先程入荷した安人先生の伊部酒呑彩色&備前酒呑彩色のご紹介です。2007年もっとも話題となった彩色作品ですが、今までの「紅」「青」「金」に加え、更に「銀」と「緑」の二色が加わり五色となった作品(5color Edition)です。銀は金よりも照りが少なく、燻し銀のようにさりげない輝きを持っております。緑は青から派生しており、エメラルドグリーンの強烈なインパク... More
2007-08-20 電話回線復旧のお知らせ いつも川口陶楽苑をお引き立て頂き誠にありがとうございます。昨日8月19日15時頃の雷雨によるモデムの故障により、当店の電話が使用不可となっておりました件につきましてお客様には多大なご迷惑をお掛けしました事をここにお詫び申し上げます。また現在は復旧し通話可能となりました事をここにご報告致します。今後とも川口陶楽苑を何卒宜しくお願い致します。... More
2007-08-18 伊勢崎紳 作 備前緋襷竹透鉢 今日は伊勢崎紳先生の備前緋襷竹透鉢をご紹介します。備前の作品というと黒くて重くて暑苦しいから夏には似合わない!なんて思ってる方がいたら是非チェックして欲しい作品です。人間の感覚は視覚、味覚、聴覚、触覚、嗅覚があります。通常の備前焼と言えば視覚、触覚で美しさを感じるものですが、しかしこの作品には更に聴覚によって「涼」を感じさせてくれます。窯の中で火を避ける様に設置... More
2007-08-15 金重剛 作 備前徳利 備前酒呑 地元岡山での個展を終えた金重剛先生の新作酒器が入荷しました。金重陶陽先生から受け継がれた土と窯、そして志を頑なに守りながら、マイペースに「いい物」を追求して土に遊ぶ剛先生らしい穏やかな作品です。窯変の作品といえば、備前作品の花形として豪快で派手な焼き上がり、もしくはギラギラと強烈な個性を放つ作品が印象として思い浮かびます。しかし剛先生の作品はそういった「一般的窯... More
2007-08-13 初代藤原楽山 作 菊花香炉 初代藤原楽山先生の菊花香炉が入荷しました。この細工の緻密性、シンメトリックなシルエット、塩窯の神秘的な表情。うーん、常人離れしていると言うか異常と言っても差し支えない完成度ですね。英語の歌詞等で「ill skill」と言う言葉がありますが、まさにそれです。illとは本来ネガティブな表現で病気などの意味を含みますが、「ill skill」として転じて異常なほどの技... More
2007-08-12 森一洋 作 備前徳利 先日入荷した森一洋先生の作品の中から、今日はこの作品をご紹介します。写真ではライティングのせいでライトブラウンのような色合いになってますが、実際にはダークパープル、暗めの濃い赤紫のような色合いになっております。そう、ちょうど一枚目の写真に合成した文字のような色です。さて、ここで疑問が一つ浮かんだ方。さすがです!!この徳利、一洋先生の「備前徳利」なんですよね。とい... More
2007-08-09 入荷情報はじめました。 さて、唐突ですが入荷情報はじめました。なんだかこう書くと「冷やし中華はじめました。」みたいな感じで間抜けですが、川口陶楽苑にやって来た作品たちを頑張ってご紹介させて頂いてます。もちろん今までのインタビューや近況報告等も頑張って更新していきたいと思います。是非今後ともTHA BIZEN BOUZと川口陶楽苑を宜しくお願いします。... More
2007-08-09 安倍安人 作 備前湯呑 筒茶碗ニモ(Limited editio... 安倍安人先生の最新作、備前湯呑 筒茶碗ニモのご紹介です。当店が制作を依頼し、特別に制作して頂いた限定版(Limited edition)です。湯呑でありながら筒茶碗にも使える、非常に豪華な仕様となっております。他に類を見ない土そのものがが蕩けたような見事な土味と、所々に貫入が入った重厚な黄胡麻は安倍安人先生だからこそ成し得た至上のマチエールでしょう。見込みには幾... More
2007-08-07 原田拾六 作 瓢徳利&藁目酒呑 原田拾六先生の最新作、瓢徳利と藁目酒呑が入荷しました。この藁目酒呑は今期からの始められた最新の造形となっており、お問い合わせもたくさん頂いている注目の作品です。緻密に織り込まれた藁目の精密な美しさと、鋼のような焼き上がりの土味が相性バッチリですね。まるで鋼鉄のワイヤーを編みこんで作った酒呑みたいです。さてもう一つの瓢徳利の説明ですが、あまり言葉を書くよりも、寧ろ... More
2007-08-06 森本良信 作 伊部龍耳花入(Dragon ear Ver.) 森本良信先生の最新作が入荷しました。色々と環境が移り変わる中で、どうやら会心の一撃を放てたようです。今はまだ砂粒のように小さな彼ですが、少しずつその存在感を世に見せ始めていると思います。安人先生の一門という激流に身を投じて早十年。激流に飲み込まれそうになりながらも、「自分」を見失わず「自分」を表現する人です。模倣ではなく発展、そして別次元へ。是非蒼天へと昇る龍の... More
2007-08-05 相賀真志郎 作 備前徳利×3color 相賀真志郎先生の新作の徳利が入荷しました。安倍安人先生の薫陶を受けたという事で、重厚な焼きが魅力の作品です。しかし、この作品はその重厚な景色だけでなく「色」も特徴的です。まさに信号機のように赤・黄・青の色合いをそれぞれの徳利が備えており、三つ並べるとなかなか面白い景色になります。写真左が赤の徳利で、真っ赤なボディに瑠璃色の玉ダレがアクセントになっています。写真中... More
2007-07-31 図録完成 ふぃぃ?疲れました…。商品説明と同時進行でやっていた図録が完成しましたよ。夏の行楽シーズンと梅雨明けという事もあり、お客様もたくさん来られ、てんてこ舞いの中仕上げました!わざわざ遠方からお越し下さった皆様、本当にありがとうございました!やっぱりネットのお客様に訪ねて頂くのは嬉しいものです。さて、少しお店も落ち着いたのでこれから一気に説明を仕上げていきます。onl... More
2007-07-25 online個展の最新情報 中国、近畿地方でも梅雨明けとなり、夏らしい日々がやってきました。さて、そんな暑い日々にも負けないHOTな情報です。八月度のonline個展として「高力芳照 新作展」を開催する事に致しました。この暑い時期での窯出しという事で、本当に大変だったそうです。しかし作品のクォリティは変わらず、むしろ着実にベテランの域へと達する芳照先生には脱帽です。これからonline図録... More
2007-07-18 HPのTOP画像変更しました 皆さんこんにちは!今日はHPのTOPに使っている写真を変更したのでご報告します。昨日の商品UPから変更していたので気付かれた方も多いと思いますが、元のサイズの画像を掲載しますのでじっくりと眺めて下さいね。☆一枚目は金重陶陽先生の壺花入です。陶印は比較的長い「ト」になっており、昭和30年前後の晩年より少し前の作品となっております。この頃の特徴の被せ焼きの技法がこの... More
2007-03-17 金重潤平 新作展 皆さんこんにちは。暖かかった日々が急に寒くなりましたが、皆さんお元気でお過ごしでしょうか?どうやらエルニーニョ現象が終息し、日本海側に圧迫されていた寒気が再び日本を覆っているようです。非常に冷たい突風が吹いていて、閉店作業がとっても辛いです。さて、そんな中でHOTなニュースをお届けします。四月に金重潤平先生の新作展を開催する事になりました。先日、窯出しして間もな... More
2007-03-04 オリジナル蓋置き 皆さんこんにちは。最近はだんだんと暖かくなり、春の兆しが感じられますね。しかし温暖化の影響なのか、岡山では今年は雪が一度しか積もりませんでした。やっぱり冬に雪景色が見れないとちょっと寂しいですね。川口陶楽苑でも温暖化防止を推進していきます。さて本日の写真は、あるお客さんに頼まれたオリジナル蓋置きです。「面白い蓋置きは無いか」って事でお話を伺ったのですが、実は最近... More