あとがき
1%
実は今回のOnline個展の為に安田先生からメッセージを頂きました。
こちら から安田先生のblogでメッセージを拝見する事が出来ます。
少しずつ安田先生の焼物が先生自身を導き始めていますね。
大変な時期ですが「ものづくり」に於いては、正に至福の時ではないでしょうか?
焼き物とは99%は自らが自由に行使する事が出来る領域があると私は思います。
土を選び、作り、改良し、研究し、データを集め、さらに改良を施す
造形に於いても99%の中で無限に近い試行を繰り返すものだと思います。
そして最後の1%を埋めるのが、我々店側であり、ファンの皆様であり
作品自身が埋めていくものだと思います。
その1%が非常に尊く、重要な役割でもあります。
お客様の手に渡るまで、作品をどのように見せるか?
お客様の手に渡る時、何を伝えていくのか?
これが我々にとっての最重要課題であり、1%の内訳であります。
そしてお客様の皆様はどのように作品とどのように向き合うのか?
これも1%を満たす非常に重要な要素であります。
そして作品自身もどのように存在していくか?が問われます。
これらが一つの大きな課題となり、1%の領域を形成しています。
その中で、安田先生の作品は生活に溶け込む器、
何かを足してはじめて器としての用が成り立つ、という課題を作品に与えました。
作品が1%の中でその課題にどのような答えを出すのでしょうか。
答えが出るにはとても長い時間が必要ですが、
皆様と共に見守っていきたいと思っております。
All word by katsuya kawaguchi,all photo by rie mori
Special thanks to Yasuhiro yasuda,His family,staff of Rokujizogama,and You!!!