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藤原 建 作 「備前徳利」
(商品No. 4506)
60,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
豪放と緻密さを併せ持つ色褪せない名工 藤原 建先生の備前徳利です。良い色合いを出すのは非常に難しいとされる緋襷と胡麻の両立を見事成し遂げており、師・金重陶陽先生を彷彿とさせる見事な景色を作り出しています。香り立つような風情ある土味をしており、明るい茶色から薄っすらと青みのあるグレーへのグラデーションは、土の良さを強く感じる見事な味わいとなっています。そんな風情ある土味へ掛かる緋襷もまた素晴らしく、赤すぎず薄すぎずバランスの良い発色で格調高く見れば見るほど引き込まれていきます。建先生の十八番とも言える丸蕪形の造形も手の中への収まりがよく、やや太く広い首の作りは酒豪であった建先生らしいです。
■作品の概容
共箱(四方桟)
口縁3.5cm×胴径9.4cm×胴径9.3cm×高さ12.6cm 容量 約320cc
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2017-04-03
■作者(藤原 建)について
藤原 建先生(1924〜1977年)は、1946年、叔父の藤原 啓先生のもとで陶芸を始められ、金重陶陽先生、金重素山先生にも師事されました。その後、鎌倉の北大路魯山人先生のもとで、食器の製作技術を学ばれ、1956年、独立して築窯されました。以後各種展覧会に連続入選をされています。1970年、近代的耐火レンガを使用して備前大窯を考案、築窯されました。1973年に県指定重要無形文化財保持者となりました。また勲五等瑞宝章を受章されました。次代を背負う備前の指導者として期待されていましたが、53才の若さでこの世を去られました。
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