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西村春湖 作 「備前窯牛香合」
(商品No. 5358)
52,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
伝統的な箆技法と彫塑的な感覚を融合させ、細工物の名人と謳われた西村春湖先生の備前窯牛香合です。古来より人の生活には欠かせなかった牛をテーマにした作品は、古備前から現代に至るまで様々な陶工が手掛けた定番中の定番の作品です。そのような臥牛をモチーフにした香合ですが、細やかな仕事ぶりと鋭い洞察力と瑞々しい表現力によって、一目で春湖先生と分かる見事な意匠となっています。掌どころか握り込めてしまえるサイズですが、牛の首の皺や尻尾の毛まで非常に巧みに表現されています。裏側の土を掻き出す仕上げまで完璧にこなされており、その仕事ぶりには脱帽します。
■作品の概容
共箱(二方桟)
径6.0cm×径4.6cm×高さ3.4cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2019-02-11
■作者(西村春湖)について
西村春湖先生は明治19年、京都に生まれました。明治42年に伊部に来て築窯。伝統的なへら技術に基づき、彫塑的な感覚と手法で細工物の名人と称されました。芸術保存資格保持者であります。蜃気楼香炉や多宝塔香炉など名品を数多く残されております。昭和5年の陸軍特別大演習の際には聖上陛下へ岡山県より献上の「吉備七福人」を謹製されました。商工省主催の工芸品展覧会にも入賞の栄を得られております。昭和28年に亡くなられました。
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