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藤原 雄 作 「備前徳利」
(商品No. 5477)
100,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
日本国内のみならず、世界へと視野を広げ、備前焼の魅力を広く伝えた人間国宝 藤原 雄先生の備前徳利です。雄先生の「ゆ」の字を崩した矢印のような陶印が非常に大きく刻まれており、雄先生の初期から中期にかけての作品と思われます。非常にキメ細かいモスグリーンのカセ胡麻が全身を覆う中で、まるでコンパスで線を引いたかのように、正面と背面にくっきりと丸抜けが出ており非常に見事な景色となっています。正面の丸抜けの部分は一段と甘い焼きとなっておりしっとりとした緋色が、それ以外の正面と背面の土味ではプラチナを塗り込めたかのような金彩が出ています。ぼってりと大きくかなり重量のある壺のような徳利が多い雄先生ですが、本作では父の啓先生のような大きく張った丸蕪型で、重量も程良く軽くなっています。
■作品の概容
共箱(四方桟)
口縁3.8cm×胴径9.7cm×胴径9.6cm×高さ12.6cm 容量 約440cc
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2019-05-04
■作者(藤原 雄)について
藤原 雄先生(1932年〜2001年 岡山県備前市生まれ)は、人間国宝藤原啓先生の長男です。作陶にあたっては“単純・明快・豪放”をモットーとし、壺や鉢類を多く手掛け、「壺の雄」と呼ばれました。また北大路魯山人の影響を受け食器も得意でした。1972年からは「百壺展」「徳利とくり展」「百花展」「百鉢展」などシリーズ化して開催。スケールの大きいレリーフやオブジェも数多く制作しています。1967年に日本陶磁協会賞を受賞。1980年、県指定重要無形文化財保持者に。1996年には陶芸会で初めて親子二代の国指定重要無形文化財保持者(人間国宝)になりました。
主な受賞歴・・・金重陶陽賞、岡山県文化奨励賞・文化賞、山陽新聞賞、中国文化賞、芸術選奨文部大臣賞、アカデミア芸術・文化大賞、紺褒賞受賞
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