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川端文男 作 「備前自然練込水指」
(商品No. 5795)
45,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
グラフィックデザイナーから備前焼作家へ転身し、土の持つ可能性を引き出した独創的な作品を手掛ける川端文男先生の備前自然練込水指です。原土の状態での土の成分のバラつきを敢えてそのまま利用し、成分の違いによってマーブル状の肌となった自然練り込みの水指です。何よりも特徴的なのはそのマーブル状の色合いですが、実は練り込み作品は質感も非常に良くなっており、柔らかな和紙や最高級の土壁のようなしっとりとした得も言われぬ質感となっています。緋襷を線ではなく一つの色一つの絵として捉えた緋襷掛けも見事で、練り込みで剥き出しになった土の質感に変化を加えて新たな表情を見せつつ、白の中の赤い絵としても機能するようにされています。土肌の美しさを邪魔しないよう組み上げられた曲線美を生かした造形も見事です。共蓋の他に漆塗りの替蓋も付属致します。(共蓋に土の裂けがありますが使用上問題はございません)
■作品の概容
共箱(四方桟)
径19.2cm×19.0cm×蓋含む高さ19.8cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2020-03-06
■作者(川端文男)について
川端文男先生は東京の画廊で出合った備前焼の土味に惹かれ、グラフィックデザイナーから転身。1975年に窯元六姓の名門金重利右衛門先生に師事し、7年余に亘り伝統的な備前の技法を修業しました。修行中の1979年、秀れた才能を見せ日本伝統工芸展に入選しました。1982年には伊部小家谷に窯を築き独立しました。初窯で日本伝統工芸展に再度入選し、1986年には日本工芸会正会員に認定されました。手びねりや紐づくりで、造形作品から食器まで幅広く制作。胴体を空洞にした「開放された壺」シリーズで、備前焼の世界に新風を吹き込みました。90年には茶の湯の造形展で大賞を受賞されています。
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