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山本陶秀 作 「備前酒呑」
(商品No. 5946)
98,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
神業と呼ばれた他の追随を許さない素晴らしい技を持ち、
名品を数多く作り上げた人間国宝 山本陶秀先生の備前酒呑です。
職人としてキャリアをスタートさせ陶秀先生が、
激動の時代を経て岡山県の重要無形文化財に認定された後の晩年期の陶印の酒呑です。
生涯轆轤と向き合って生きてきた達人らしい、
左右対称で非常に端正な造りは見ていて心地が良いです。
所謂窯奥で焼かれた桟切り焼成の酒呑ですが、
非常に多種多様な色合いが出ておりまるで迷彩柄のような印象があります。
黒っぽい部分の鉄錆色をベースに、桟切りらしい雲のような白色、
そして薄っすらと金彩掛かった橙色の土味に加えて、
還元がよく掛かり青備前作品のような薄い青銀色になった部分や朱色まで出ています。
土を火で焼いて固めるだけという非常にシンプルなアナログの極みでありますが、
情報過多の時代の中では貴重な「静けさ」として傍に寄り添ってくれる作品です。■作品の概容
共箱(四方桟)
径6.3cm×6.1cm×高さ5.8cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2020-07-25
■作者(山本陶秀)について
山本陶秀先生(1906年〜1994年 備前市伊部生まれ)は、
大正10年に陶芸の世界に入り1933年に築窯して独立しました。
その後、京都の陶芸家の楠部弥一先生に師事して陶技を磨きました。
戦後は北大路魯山人先生やイサム・ノグチ先生らと交友を深めました。
陶秀先生は「轆轤の陶秀」と呼ばれるほど轆轤技術に優れ、
左右対称の繊細な作品を好んで制作されていました。
特に茶入の制作に意欲的に取り組み、茶陶の名工としての地位を確立しました。
1987年に国指定重要無形文化財保持者となりました。
1992年に「六古窯の旅 人間国宝 山本陶秀展」を開催しました。
主な受賞歴・・・岡山県文化賞、三木記念賞、山陽新聞賞、中国文化賞、毎日芸術賞、備前市功労賞、紫綬、紺綬褒章、勲四等瑞宝章、備前市名誉市民
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