人間国宝無形文化財等、備前焼の有名作家による個性溢れる作品を一堂に展示しています。

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山本陶秀 作 「備前緋襷茶碗」

山本陶秀 作 「備前緋襷茶碗」

(商品No. 5837)
160,000 円(税込)

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■作品の特徴

神業と呼ばれた他の追随を許さない素晴らしい技を持ち、名品を数多く作り上げた人間国宝 山本陶秀先生の個展作の備前緋襷茶碗です。1968年に大阪梅田の阪神百貨店にて開催された「古希記念 備前 山本陶秀展」に出店された作品です。職人としてキャリアをスタートさせ陶秀先生が、激動の時代を経て岡山県の重要無形文化財に認定された後の茶碗です。生涯轆轤と向き合って生きてきた達人らしい、左右対称で非常に端正な造りは見ていて心地が良いです。雄一先生と親子で共同開発した電子制御のガス窯にて細かく温度調整しながら焼き上げており、他の電気窯緋襷とはまた違った白色が強く透き通るような土味になっています。外周部は轆轤目が無く、逆に内側にはかなり強く轆轤目を残しており、これによりお茶が口へ到達するまでによく動くようになっています。さりげない高台の作りもけれん味がなく、バランスよく完成された茶碗となっています。

■作品の概容

共箱(四方桟)
径12.3cm×径12.3cm×高さ8.5cm

■作品画像

山本陶秀 作 「備前緋襷茶碗」 #1 山本陶秀 作 「備前緋襷茶碗」 #2 山本陶秀 作 「備前緋襷茶碗」 #3 山本陶秀 作 「備前緋襷茶碗」 #4 山本陶秀 作 「備前緋襷茶碗」 #5 山本陶秀 作 「備前緋襷茶碗」 #6 山本陶秀 作 「備前緋襷茶碗」 #7

※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。

公開日時:2020-04-06

■作者(山本陶秀)について

山本陶秀先生(1906年~1994年 備前市伊部生まれ)は大正10年に陶芸の世界に入り、1933年に築窯して独立しました。その後京都の陶芸家、楠部弥一氏に師事して技を磨きました。戦後は北大路魯山人やイサム・ノグチらと交友を深めました。「ろくろの陶秀」と呼ばれるほどろくろ技術に優れ繊細な作品を制作し、茶入を主に茶陶の製作も意欲的に取り組み茶陶の名工としての地位を確立。特に茶入を好み、多く手掛けていました。1987年に国指定重要無形文化財保持者となりました。1992年、「六古窯の旅・人間国宝 山本陶秀展」を開催しました。
主な受賞歴・・・岡山県文化賞、三木記念賞、山陽新聞賞、中国文化賞、毎日芸術賞、備前市功労賞、紫綬、紺綬褒章、勲四等瑞宝章、備前市名誉市民


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