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山本陶秀 作 「備前酒呑」
(商品No. 6339)
40,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
神業と呼ばれた他の追随を許さない素晴らしい技を持ち、
名品を数多く作り上げた人間国宝 山本陶秀先生の備前酒呑(ぐい呑)です。
本名の政雄からとったマ一文字の陶印で、
昭和31年から数年の間に制作されたものであると思われます。
生涯轆轤と向き合って生きてきた達人らしい、
左右対称で非常に端正な造りは見ていて心地が良いです。
ふわりとした軽やかな轆轤の立ち上げも流石ですが、
作品全体がかなり薄手に作られており、
特に口縁部はかなり絞り込まれておりキレが良さそうです。
鉄分の少ない白色の強い粘土が使用されており、
窯の火に敏感に反応してマットな黒へ変化し、
どこか生き物の皮のような靭やかな美しさを見せてくれます。
前述のシックな窯変が、轆轤の達人らしい引き締まった造形と相まって、
非常に凛とした存在感のある酒呑となっています。■作品の概容
共箱(二方桟)
径6.4cm×6.3cm×高さ5.5cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2021-08-30
■作者(山本陶秀)について
山本陶秀先生(1906年〜1994年 備前市伊部生まれ)は、
大正10年に陶芸の世界に入り1933年に築窯して独立しました。
その後、京都の陶芸家の楠部弥一先生に師事して陶技を磨きました。
戦後は北大路魯山人先生やイサム・ノグチ先生らと交友を深めました。
陶秀先生は「轆轤の陶秀」と呼ばれるほど轆轤技術に優れ、
左右対称の繊細な作品を好んで制作されていました。
特に茶入の制作に意欲的に取り組み、茶陶の名工としての地位を確立しました。
1987年に国指定重要無形文化財保持者となりました。
1992年に「六古窯の旅 人間国宝 山本陶秀展」を開催しました。
主な受賞歴・・・岡山県文化賞、三木記念賞、山陽新聞賞、中国文化賞、毎日芸術賞、備前市功労賞、紫綬、紺綬褒章、勲四等瑞宝章、備前市名誉市民
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