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山本陶秀 作 「備前酒呑」
(商品No. 6187)
50,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
神業と呼ばれた他の追随を許さない素晴らしい技を持ち、
名品を数多く作り上げた人間国宝 山本陶秀先生の備前酒呑です。
職人としてキャリアをスタートさせた陶秀先生が、
備前焼作家として着実に活動の幅を広げていた中期頃の作品です。
生涯轆轤と向き合って生きてきた達人らしい、
左右対称で非常に端正な造りは見ていて心地が良いです。
登り窯で別種の作品や匣の中に入れて焼成された作品で、
僅かに侵入した煙の作用で様々な変化が発生しています。
陶秀先生と言えばガス窯による白色の強い土肌の緋襷が特徴ですが、
本作は登り窯焼成らしく良い意味での雑味や濁りが含まれ、
白色の土味がキャラメルブラウンや飴色など様々に変化しています。
また、煙は土味だけでなく緋襷にも影響を及ぼしており、
巻き付けた藁と焼け合わさって、一部が葉脈のような糸胡麻となっています。■作品の概容
共箱(四方桟)
径6.6cm×6.6cm×高さ5.4cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2021-03-28
■作者(山本陶秀)について
山本陶秀先生(1906年〜1994年 備前市伊部生まれ)は、
大正10年に陶芸の世界に入り1933年に築窯して独立しました。
その後、京都の陶芸家の楠部弥一先生に師事して陶技を磨きました。
戦後は北大路魯山人先生やイサム・ノグチ先生らと交友を深めました。
陶秀先生は「轆轤の陶秀」と呼ばれるほど轆轤技術に優れ、
左右対称の繊細な作品を好んで制作されていました。
特に茶入の制作に意欲的に取り組み、茶陶の名工としての地位を確立しました。
1987年に国指定重要無形文化財保持者となりました。
1992年に「六古窯の旅 人間国宝 山本陶秀展」を開催しました。
主な受賞歴・・・岡山県文化賞、三木記念賞、山陽新聞賞、中国文化賞、毎日芸術賞、備前市功労賞、紫綬、紺綬褒章、勲四等瑞宝章、備前市名誉市民
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