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伊勢崎 満 作 「伊部徳利」
(商品No. 6567)
48,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
備前焼を愛し備前に多大なる貢献をした名工、伊勢崎満先生の伊部徳利です。
平成15年頃の陶歴書が同封されており、
満先生が亡くなられる少し前に作られた作品であると思われます。
登り窯による緋襷焼成に定評のある伊勢崎 満先生らしく、
まるでじっとりと肌から滲み出すような古備前桃山調の緋襷が掛かった徳利です。
一説には金重陶陽先生も羨んだと言われる素晴らしい緋襷が作品全体に出ており、
ネットリとした極上の味わい故に、単なる石噛み石爆ぜや箆跡すらも景色として楽しめます。
作品全体は轆轤挽き後に緩やかな角型に仕上げられており、
細かい箆を入れて調整するなど満先生の丁寧な仕事ぶりに脱帽します。
胴部には檜垣文もしくは草花文のような儚げな櫛目があり、
これもまた極上の緋襷と折り重なって実に味わい深い景色になっています。
作品自体は未使用と言い切っても差し支えないものとなっており、
ここからこの柔らかな肌がどう育っていくのか楽しみでなりません。■作品の概容
共箱(四方桟)
口縁3.7cm×胴径8.1cm×胴径8.1cm×高さ13.7cm 容量420cc
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2022-04-15
■作者(伊勢崎 満)について
伊勢崎 満先生は1934年に無形文化財 伊勢崎陽山先生の長男として生まれ、
幼少より父に陶技を習い岡山大学特設美術科彫塑を専攻されました。
茶陶の本格派として桃山風の造形や土味、焼成を追及。
作品によって登窯と中世の穴窯を使い分け、電気窯やガス窯は使わず、
松割木による焼成にこだわられています。
1964年日本工芸会正会員となり1974年には金重陶陽賞を受賞されました。
1994年に山陽新聞文化功労賞、1998年第15回田部美術館大賞を受賞されました。
同年3月に岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。
2011年8月、77歳で逝去されました。
受賞歴・・・金重陶陽賞、岡山県文化奨励賞、山陽新聞賞、岡山日日新聞芸術文化功労賞、茶の湯の造形展大賞など多数/県展招待
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