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山本陶秀 作 「備前徳利」
(商品No. 6926)
100,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
神業と呼ばれた他の追随を許さない素晴らしい技を持ち、
名品を数多く作り上げた人間国宝 山本陶秀先生の備前徳利です。
本名である政雄の「ま」の万葉仮名である「万」を使用した徳利で、
山本陶秀先生中期頃の岡山県指定重要無形文化財保持者に認定された際の作品です。
生涯轆轤と向き合って生きてきた達人らしい、
左右対称で非常に端正な造りは見ていて心地が良いです。
昭和期に伊部から採集された良質の田土を使用しており、
橙色と緋色と紫色が複雑に混じり合った柔らかな土味が素晴らしいです。
作品の片面にはやや青みがかった美しい緑色のカセ胡麻が出ており、
色鮮やかな土味部分と落ち着いたカセ胡麻部分で絶妙なコントラストを描いています。
陶秀先生は晩年期では首が小さく胴が大きい徳利を良く作られていますが、
本作は首と胴が標準的なバランスとなっており備前徳利の王道のような佇まいとなっています。■作品の概容
共箱(四方桟)
口縁3.4cm×胴径8.6cm×8.5cm×高さ13.0cm 容量 約380cc
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2023-04-24
■作者(山本陶秀)について
山本陶秀先生(1906年〜1994年 備前市伊部生まれ)は、
大正10年に陶芸の世界に入り1933年に築窯して独立しました。
その後、京都の陶芸家の楠部弥一先生に師事して陶技を磨きました。
戦後は北大路魯山人先生やイサム・ノグチ先生らと交友を深めました。
陶秀先生は「轆轤の陶秀」と呼ばれるほど轆轤技術に優れ、
左右対称の繊細な作品を好んで制作されていました。
特に茶入の制作に意欲的に取り組み、茶陶の名工としての地位を確立しました。
1987年に国指定重要無形文化財保持者となりました。
1992年に「六古窯の旅 人間国宝 山本陶秀展」を開催しました。
主な受賞歴・・・岡山県文化賞、三木記念賞、山陽新聞賞、中国文化賞、毎日芸術賞、備前市功労賞、紫綬、紺綬褒章、勲四等瑞宝章、備前市名誉市民
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