<< 戻る | 買い物かごを見る |
山本陶秀 作 「備前花入」
(商品No. 6812)
220,000 円(税込)
売約済
お支払・配送についてはこちら
■作品の特徴
神業と呼ばれた他の追随を許さない素晴らしい技を持ち、
名品を数多く作り上げた人間国宝 山本陶秀先生の備前花入です。
職人としてキャリアをスタートさせ陶秀先生が、
激動の時代を経て岡山県の重要無形文化財に認定された後の晩年期の陶印の花入です。
生涯轆轤と向き合って生きてきた達人らしい、
左右対称で非常に端正な造りは見ていて心地が良いです。
古備前の筒花入を研究しつつ、山本備前の特徴を取り入れて完成した本作は、
備前焼らしい重厚感と巧みな轆轤捌きによるシャープさが同居しています。
帯紐のような轆轤目から大木の切り株の如き底部へと繋がる一連の作りは、
置いた瞬間にまるで根を張るかのような重厚感が漂っています。
古備前を強く意識した胡麻、桟切り、灰被りが複雑に組み合わさった焼成も面白く、
正面及び背面の抜けがまさに画竜点睛の素晴らしい配置となっています。■作品の概容
共箱(四方桟)
径12.2cm×12.0cm×高さ24.0cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2022-12-24
■作者(山本陶秀)について
山本陶秀先生(1906年〜1994年 備前市伊部生まれ)は、
大正10年に陶芸の世界に入り1933年に築窯して独立しました。
その後、京都の陶芸家の楠部弥一先生に師事して陶技を磨きました。
戦後は北大路魯山人先生やイサム・ノグチ先生らと交友を深めました。
陶秀先生は「轆轤の陶秀」と呼ばれるほど轆轤技術に優れ、
左右対称の繊細な作品を好んで制作されていました。
特に茶入の制作に意欲的に取り組み、茶陶の名工としての地位を確立しました。
1987年に国指定重要無形文化財保持者となりました。
1992年に「六古窯の旅 人間国宝 山本陶秀展」を開催しました。
主な受賞歴・・・岡山県文化賞、三木記念賞、山陽新聞賞、中国文化賞、毎日芸術賞、備前市功労賞、紫綬、紺綬褒章、勲四等瑞宝章、備前市名誉市民
関連商品