人間国宝無形文化財等、備前焼の有名作家による個性溢れる作品を一堂に展示しています。

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伊勢崎 淳 作 「備前黒徳利」

伊勢崎 淳 作 「備前黒徳利」

(商品No. 6988)
300,000 円(税込)

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■作品の特徴

いつまでも枯れる事の無い創造力を持って、
常に備前焼界をリードしている人間国宝 伊勢崎 淳先生の、
窯出しされたばかりの新作備前黒徳利です。

令和5年6月に窯出しされた最新作です。

半地下式の穴窯で10日ほど焼き締めた作品で、
黒の塗り土と激しい胡麻とが肌の上でせめぎ合い、
そこへ窯の壁から自然釉が零れ落ちて強烈な景色を作り上げています。

更に本作は背面からたっぷりと炎の洗礼を受けており、
良質の松割木による砂金のような黄胡麻が一気に正面へと溢れ出し、
それらが正面で合流して見事な玉垂れ模様を形作っています。

玉垂れの上部では焼成の際に支点となっていた箇所があり、
これが焼成時の高熱によって変形して窪みが出来ており、
炎を感じる景色としても面白く、丁度指もかけやすくなっています。

黒の塗り土に関しては非常にマットで色の深いものとなっており、
光を吸収するかのような深く静かな黒が、
躍動する黄金の胡麻と見事な対比を作り出しています。

質感に関してもしっかりと焼きが入った黒の肌は非常に滑らかで、
黄胡麻部分のサラサラとした磨りガラスのような質感と相まって、
非常に撫で心地の良い極上の肌合いとなっています。

どっしりとした大振りの造形がそのまま大きなキャンバスとなって、
多彩な景色を宿していつまでも飽きることなく眺めることもできますが
かなり軽めに作られており使う時もストレスなく楽しむことができます。

■作品の概容

共箱後日(恐れ入りますが発送までしばらくお時間がかかります。)
玉垂れ含む口縁4.3cm×胴径9.9cm×胴径9.3cm×高さ14.9cm 容量 約510cc

■作品画像

伊勢崎 淳 作 「備前黒徳利」 #1 伊勢崎 淳 作 「備前黒徳利」 #2 伊勢崎 淳 作 「備前黒徳利」 #3 伊勢崎 淳 作 「備前黒徳利」 #4 伊勢崎 淳 作 「備前黒徳利」 #5

※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。

公開日時:2023-06-24

■作者(伊勢崎 淳)について

伊勢崎 淳先生は細工物を得意とした伊勢崎陽山先生の二男として生まれ、
幼い頃から陶芸を学び1959年に岡山大学特設美術科を卒業した後陶芸の道に入りました。

作品は花器、皿、茶陶のほか陶壁、オブジェなどの伝統的なものから、
造形志向の作品まで幅広く取り組んでいます。

制作にあたっては成形と焼成を重視し、
素材と窯(穴窯、登窯、電気窯)の特徴を生かした、
現代感覚溢れる作風を持ち味にしています。

また、レリーフ作家の代表格として、多数の作品を発表されています。

1966年日本工芸会正会員に認定され、
1978年から9年間、岡山大学特設美術講師をされました。

1998年に兄の満先生と兄弟揃って岡山県重要無形文化財保持者に認定され、
同年、日本工芸会中国支部幹事長を勤めています。

そして2004年7月、国指定重要無形文化財保持者となられました。

受賞歴・・・金重陶陽賞、岡山県文化奨励賞、山陽新聞賞、茶の湯の造形展優秀賞など多数/県展審査委員


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