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高力芳照 作 「備前塗土火襷茶碗」
(商品No. 7238)
22,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
金重素山先生と金重有邦先生に師事しながらも、
気負うこと無く自身の作品づくりを追求する高力芳照先生の、
やや前作の備前塗土火襷茶碗です。
平成29年までの陶歴書が同封されており、その頃に制作された作品と思われます。
師である金重素山先生が普及させた現代における電気窯緋襷とはまた違う、
古備前の時代によく見られる塗り土を施した上で藁を巻いた異色の作品です。
刷毛で塗られた塗り土自体が一枚の膜のように白色に発色しており、
透過した下地の小豆色の土味と相まって練り込みのような雰囲気があります。
肌の質感に関しても通常の緋襷とは打って変わってややザラッとした質感になっており、
土物らしさをより強く感じさせるの触り心地はこれまでの火襷作品とは一線を画しています。
ただし塗り土を施していても緋襷の美しい発色は相変わらずで、
ねっとりと濃厚な緋襷の朱色が塗り土の淡い白と対を成しています。
造形は真摯に茶陶に取り組んできた高力先生らしい衒いのない骨太な作品で、
高台はやや広く厚く、見込みから胴の形上がりは奥行きを持たせ、
少しでもお茶が美味しくなるようにと創意工夫されています。
前作ですが汚れや使用感などはございません。■作品の概容
共箱(四方桟)
径12.0cm×11.8cm×高さ8.6cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2024-03-05
■作者(高力芳照)について
高力芳照先生は1970年に兵庫県赤穂市で生まれました。
高校を卒業後、1989年から7年間に亘って金重素山先生と有邦先生に師事し陶芸を学びました。
1996年に備前市閑谷に登り窯を築いて独立し、翌年には初窯を焚きました。
2000年に東京で初個展を開催し、以降毎年個展を開催しています。
2002年には茶の湯の造形展に初入選されました。
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