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金重 愫 作 「信楽ぐい呑」
(商品No. 7380)
77,000 円(税込)
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■作品の特徴
金重素山先生の長男として円山窯を受け継ぎ、
繊細で優雅な土味と力強い造形の調和により多くの人々を魅了する、
金重 愫先生の窯出しされたばかりの新作信楽ぐい呑です。
令和6年4月に窯出しされたばかりの最新作です。
円山窯窯奥の非常に高温になる場所で焼成された信楽ぐい呑で、
高台のほぼ一部を除いて作品全体が窯変に包まれた「総灰被り」となっています。
金重一門では度々総灰被りの作品を狙うことがありますが、
やはり備前土と信楽土では激しい窯変に対するリアクションに差異があり、
本作では目まぐるしく切り替わる窯変が見る者を飽きさせません。
一部は灰被りらしい黒い窯変になりながらも、もう一方では信楽らしいカセた白胡麻が、
更には鉱物でも含有しているかのような黒銀に輝く部分や、
突然灰が溶けだして濡れたような流れ胡麻になっている部分など実に多彩です。
口縁部は愫先生の信楽茶碗同様に箆での削り落としが入っており、
非常に丁寧な手入れと合わせてストレスを感じさせない呑み口に仕上がっています。
高台の一部のみ耐火土と触れた部分だけが元の土味を残しており、
素山先生の時代から研究されてきた良質の信楽土の鮮やかな緋色が顔を覗かせています。■作品の概容
共箱(四方桟)
径6.9cm×6.7cm×高さ5.6cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2024-07-31
■作者(金重 愫)について
金重 愫先生は金重素山先生の長男として1945年に岡山県で生まれました。
京都大学農学部を卒業した1969年から、金重素山先生の下で陶芸の道に入られました。
その後、1979年に現在の岡山市円山で独立されました。
轆轤を使用して主に茶陶を手掛け、深みのある強い焼成が持ち味です。
装飾をできるだけ排し、己の魂をストレートに土にぶつけることにこだわられています。
現在は個展を中心に活動されています。
岡山・東京・大阪・名古屋・京都・広島・福岡・熊本の各百貨店等で、
毎年精力的に個展を開催されています。
また1995年にはドイツ・ミュンヘンで個展を開催されました。
1997年には備前焼パリ展にも出品されています。
2019年には岡山県文化賞を受賞されました。
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