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伊勢崎 淳 作 「備前窯変酒呑」
(商品No. 7485)
132,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
いつまでも枯れる事の無い創造力を持って、
常に備前焼界をリードしている人間国宝 伊勢崎 淳先生の、
窯出しされたばかりの新作備前窯変酒呑(ぐい呑)です。
令和6年10月に窯出しされた最新作です。
淳先生の作品群の中でもとりわけ希少な穴窯窯変ですが、
本作はその中でも群を抜く見事な焼き込みとなっており、
登り窯にも匹敵する強い灰被りの中に、穴窯特有の景色が出ており大変美しいです。
背面にまるで冷え固まったマグマのような強烈な灰被りを受けており、
登り窯と同様の濃厚な鼠色の窯変が美しいです。
正面部分の抜けも強烈な炎の影響でしっかりと焼き切れており、
マットな小豆色の中に、オレンジ色が混じった土味が残されています。
しかし、この酒呑の真の魅力は見込みに隠されていると言っても過言ではなく、
ほんのりと緋色を残した濃厚な紫蘇色が、見込み底全体に展開されており、
そこへ海鼠肌になった灰被りが合わさり絶妙な景色を形成しています。
窯変に合わせて打文などの装飾を廃したシンプルな造形になっていますが、
これが却って隈取のアーチの美しさをより際立たせています。■作品の概容
共箱後日(恐れ入りますが発送までしばらくお時間がかかります。)
径6.8cm×6.5cm×高さ7.3cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2024-11-16
■作者(伊勢崎 淳)について
伊勢崎 淳先生は細工物を得意とした伊勢崎陽山先生の二男として生まれ、
幼い頃から陶芸を学び1959年に岡山大学特設美術科を卒業した後陶芸の道に入りました。
作品は花器、皿、茶陶のほか陶壁、オブジェなどの伝統的なものから、
造形志向の作品まで幅広く取り組んでいます。
制作にあたっては成形と焼成を重視し、
素材と窯(穴窯、登窯、電気窯)の特徴を生かした、
現代感覚溢れる作風を持ち味にしています。
また、レリーフ作家の代表格として、多数の作品を発表されています。
1966年日本工芸会正会員に認定され、
1978年から9年間、岡山大学特設美術講師をされました。
1998年に兄の満先生と兄弟揃って岡山県重要無形文化財保持者に認定され、
同年、日本工芸会中国支部幹事長を勤めています。
そして2004年7月、国指定重要無形文化財保持者となられました。
受賞歴・・・金重陶陽賞、岡山県文化奨励賞、山陽新聞賞、茶の湯の造形展優秀賞など多数/県展審査委員
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