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伊勢崎 満 作 「伊部角皿」
(商品No. 7581)
11,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
備前焼を愛し備前に多大なる貢献をした名工、伊勢崎満先生の備前角皿です。
平成19年頃の陶歴書が同封されており、
満先生が亡くなる直前に制作された作品であると思われます。
晩年期の円熟した陶技が遺憾なく発揮されており、
備前焼食器の定番の形である叩き皿を非常に丁寧に作られています。
土を折り重ねるようにして成形し、全体にボリューム感を持たせていますが、
あくまでも野暮ったくならないよう絶妙な厚みにとどめており流石です。
作品の角には格子状の模様を押し当てて作った箇所が2つあり、
その2つの箇所を繋ぐように緋襷が敷かれ、丁度良いアクセントになっています。
登り窯焼成ながらも全体的に軽快で鮮やかな焼き上がりの作品となっており、
清潔感のある土味は食器としてのレベルを一段上に高めています。
一説には金重陶陽先生も羨んだと言われる素晴らしい緋襷が両面に出ており、
柔らかな緋色の土味の中に、一際濃い稲光のような緋襷がとてもよく映えています。
新品で購入後にそのまま開封することなく大切に保管されていた未使用品です。■作品の概容
共箱(二方桟)
径25.2cm×25.0cm×高さ2.6cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2025-02-28
■作者(伊勢崎 満)について
伊勢崎 満先生は1934年に無形文化財 伊勢崎陽山先生の長男として生まれ、
幼少より父に陶技を習い岡山大学特設美術科彫塑を専攻されました。
茶陶の本格派として桃山風の造形や土味、焼成を追及。
作品によって登窯と中世の穴窯を使い分けられており、
電気窯やガス窯は使わず松割木による焼成にこだわられています。
1964年日本工芸会正会員となり1974年には金重陶陽賞を受賞されました。
1994年に山陽新聞文化功労賞、1998年第15回田部美術館大賞を受賞されました。
同年3月に岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。
2011年8月、77歳で逝去されました。
受賞歴・・・金重陶陽賞、岡山県文化奨励賞、山陽新聞賞、岡山日日新聞芸術文化功労賞、茶の湯の造形展大賞など多数/県展招待
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