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正宗杜康 作 「備前酒呑」
(商品No. 7633)
11,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
古備前の味わいを現代風に再現し、多くの人々を虜にした、正宗杜康先生の備前酒呑です。
古備前をはじめ古陶磁全般に精通していた正宗先生らしく、
古備前の良さを現代の作品に上手く落とし込んだ一品となっています。
正宗先生のぐい呑によく見られる、やや低く構えた茶碗型の意匠で、
伸びやかな轆轤の力強さと、持ちやすさ・使いやすさを両立させています。
胡麻と緋襷を同時に狙ったユニークな窯変を持ち、
匣鉢を使って藁が焼けた際に発生するガスを利用した、いわゆる「面の緋襷」と、
匣鉢の穴を通して自然釉を上手く誘導した「点の胡麻」が土肌の上で交差しています。
特に見込みにかけられた、絶妙な色合いの緋襷が大変素晴らしく、
ふんわりとした渋い発色の緋襷と、絶妙な光沢感が見事に調和しています。
前作ですが、汚れや使用感などはございません。■作品の概容
共箱(四方桟)
径7.4cm×7.1cm×高さ5.1cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2025-04-23
■作者(正宗杜康)について
正宗杜康(悟)先生は1954年に岡山県備前市で生まれました。
窯元に勤めていた祖父の勧めで陶芸の道を志しました。
高校卒業後に備前陶芸センターに入所され、1973年に修了されました。
その後、1977年に備前市伊部に築窯し独立しました。
酒器・花器・茶器などを制作され、轆轤制作が主体で古備前風の作風が特徴です。
1983年に日本工芸会正会員に認定されました。
1997年の焼き締め陶公募展では大賞に、2000年の茶の湯の造形展では優秀賞を受賞されました。
2005年に正宗杜康と改名されました。
2006年11月、53才の若さでこの世を去られました。
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