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金重道明 作 「伊部酒呑」
(商品No. 7617)
385,000 円(税込)
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■作品の特徴
備前焼人間国宝の金重陶陽先生の長男として生まれ、
伝統の中に独自のセンスを盛り込んだ作風で万人を魅了した金重道明先生の伊部酒呑です。
共箱や作風から見て金重道明先生の晩年期に作られたと思われ、
金重陶陽先生の築いた登り窯を受け継いで焼成された酒呑です。
究極の灰被り窯変の酒呑と読んでも差し支えないレベルの逸品で、
鮮やかな緋色と漆黒の窯変が見事に両立されています。
乾いていても煌々と輝くような緋色は、酒の水気を帯びることで得も言われぬ色合いとなり、
まさしく最高の粘土と名人の炎から生み出された至高の肴となるでしょう。
シンプルな造形を好む道明先生らしい落ち着いた作風で、
茶碗のような意匠のやや低めに構えた造形が大変力強いです。
作品全体にやや使用感があります。■作品の概容
共箱(四方桟)
径7.0cm×6.8cm×高さ5.4cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2025-04-07
■作者(金重道明)について
金重道明先生は1934年に金重陶陽先生の長男として伊部に生まれました。
1955年に金沢美術大学工芸科を卒業されました。
その後、父の金重陶陽先生に師事して陶芸の道へ進まれました。
水指花入などの茶陶の他、幾何学的な造形のオブジェや鉢なども手掛けられています。
国内の展覧会に加えて、海外の展覧会にも出品されていました。
1957年から朝日現代陶芸展に連続3回入選されました。
また、日展にも入選されるなど活躍の場を広げられました。
1960年にはアメリカ各地を陶芸視察されました。
1969年に日本工芸会正会員となりました。
1970年に金重陶陽賞を受賞されました。
1973年に一水会陶芸部委員に推挙され、1980年には日本陶磁協会賞を受賞されました。
1990年には岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。
1995年に逝去されました。
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