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金重道明 作 「備前湯呑」
(商品No. 7172)
44,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
備前焼人間国宝の金重陶陽先生の長男として生まれ、
伝統の中に独自のセンスを盛り込んだ作風で万人を魅了した金重道明先生の備前湯呑です。
土味一本勝負とでも言うべき作風で、特別な装飾などは何一つ施しておらずとも、
何故か遠目から見ても一目で道明先生と分かる独特の風格を備えた湯呑です。
金重陶陽先生の長男として生まれ、常人では耐え難い重圧を背負いつつ、
それでも一歩一歩着実に技を磨いてきた道明先生だからこそ可能な作風と言えるでしょう。
丹念に土作りを行うことでしか辿り着けない見事な土肌を持っており、
ふんわりと柔らかな橙色の土味は見ても使っても末永く楽しめるでしょう。
作品の約3分の1を覆う桟切りもまた独特の風情を持っており、
しっとりとした光沢を帯び、まるで凍てついてしまったかのようでもあり、
橙色の土味と相まって夏の日の夕焼け空に跨がる巨大な積乱雲のようにも見えます。■作品の概容
剛識箱後日(恐れ入りますが発送までしばらくお時間がかかります。)
径8.2cm×8.2cm×高さ10.2cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2023-12-26
■作者(金重道明)について
金重道明先生は1934年に金重陶陽先生の長男として伊部に生まれました。
1955年に金沢美術大学工芸科を卒業されました。
その後、父の金重陶陽先生に師事して陶芸の道へ進まれました。
水指花入などの茶陶の他、幾何学的な造形のオブジェや鉢なども手掛けられています。
国内の展覧会に加えて、海外の展覧会にも出品されていました。
1957年から朝日現代陶芸展に連続3回入選されました。
また、日展にも入選されるなど活躍の場を広げられました。
1960年にはアメリカ各地を陶芸視察されました。
1969年に日本工芸会正会員となりました。
1970年に金重陶陽賞を受賞されました。
1973年に一水会陶芸部委員に推挙され、1980年には日本陶磁協会賞を受賞されました。
1990年には岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。
1995年に逝去されました。
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