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金重道明 作 「備前茶碗」
(商品No. 5897)
98,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
金重陶陽先生の長男として生まれ、
伝統の中に独自のセンスを盛り込んだ作風で万人を魅了した金重道明先生の備前茶碗です。
道明先生の作品の中でも中期頃の茶碗で、
金重陶陽先生の設計した窯で焼成されていた時の作品です。
一目で金重家と分かる見事な土味が何よりも素晴らしく、
キャラメルブラウンの明るい土味をベースとして、
被せ焼きによる青味がかった抜けや鮮やかな緋襷が楽しめます。
窯の焚口の近くで焼かれたであろう焦げ胡麻も非常に見応えがあり、
本来は地味目で渋い系統とされる焦げ胡麻黄胡麻緋襷が、
見事な土味に下支えされて華やいだ景色に感じられます。
口縁部はリズムよく波を打っており、スッキリとした静かな高台削りと合わさり、
道明先生の高い技術と造形センスを感じます。■作品の概容
共箱(四方桟)
径12.9cm×12.7cm×高さ7.2cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2020-06-06
■作者(金重道明)について
金重道明先生は1934年に金重陶陽先生の長男として伊部に生まれました。
1955年に金沢美術大学工芸科を卒業されました。
その後、父の金重陶陽先生に師事して陶芸の道へ進まれました。
水指花入などの茶陶の他、幾何学的な造形のオブジェや鉢なども手掛けられています。
国内の展覧会に加えて、海外の展覧会にも出品されていました。
1957年から朝日現代陶芸展に連続3回入選されました。
また、日展にも入選されるなど活躍の場を広げられました。
1960年にはアメリカ各地を陶芸視察されました。
1969年に日本工芸会正会員となりました。
1970年に金重陶陽賞を受賞されました。
1973年に一水会陶芸部委員に推挙され、1980年には日本陶磁協会賞を受賞されました。
1990年には岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。
1995年に逝去されました。
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