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金重道明 作 「備前緋襷徳利」
(商品No. 5628)
98,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
金重陶陽先生の長男として生まれ、伝統の中に独自のセンスを盛り込んだ作風で万人を魅了した、金重道明先生の備前緋襷徳利です。ご長男の金重 巖先生にお伺いしたところ、道明先生は電気窯での緋襷は少量しか制作しておらず大変珍しいものであるとの事でした。金重素山先生が電気窯焼成を完成された頃に制作されたもので、黄色の強いもぐさ色の土肌にねっとりと鮮やかな緋襷が掛けられており、一目で金重家の電気窯緋襷と分かる上品さ優美さがあります。奇を衒わず真っ直ぐに備前陶と向き合ってきた道明先生らしく、見る者手に取る者へ余計な情報を与えない非常にシンプルで洗練された造形となっており、何も特別なことはしていない造形ながらも道明先生と分かる作行は流石です。このシンプルかつ研ぎ澄まされた作品作りは一朝一夕では辿り着けるものではなく、毎日毎日の積み重ねによって達せられたものであります。(作品全体に使用感があります、予めご了承下さいませ)
■作品の概容
共箱(四方桟)
口縁3.4cm×胴径8.5cm×胴径8.3cm×高さ12.6cm 容量約340cc
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2019-09-26
■作者(金重道明)について
金重道明先生(1934年~1995年)は人間国宝 金重陶陽先生の長男として伊部に生まれました。1955年、金沢美術大学工芸科を卒業。父、陶陽先生に師事して陶芸家となられました。1957年から朝日現代陶芸展に連続3回入選。日展にも入選、1960年にはアメリカ各地を陶芸視察されました。1969年、日本工芸会正会員となり、1970年に金重陶陽賞を受賞されました。1973年、一水会陶芸部委員に推挙され、1980年、日本陶磁協会賞を受賞して、1990年、晴れて岡山県重要無形文化財に認定されました。茶陶を得意とし、幾何学的な造形の鉢なども手掛けられています。海外の展覧会にも出品されていました。
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