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伊勢崎 淳 作 「備前酒呑」
(商品No. 7727)
44,000 円(税込)
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■作品の特徴
いつまでも枯れる事の無い創造力を持って、
常に備前焼界をリードしている人間国宝 伊勢崎 淳先生のやや前作の備前酒呑(ぐい呑)です。
2013年の陶歴書が同封されており、その頃に制作された作品と思われます。
当時、伊勢崎 淳先生が少量だけ制作された珍しい平盃型の作品で、
穴窯らしい華やかな景色が見込みいっぱいに広がっております。
半地下式の穴窯でじっくりと焼き上げ、胡麻、緋襷、緋色の土味など、
伊勢崎備前を代表するような焼き上がりが楽しめます。
穴窯焼成らしい清潔感のある白い土味をメインに、
勢いのある飛び胡麻と、縦横無尽に緋襷が張り巡らされた景色は、
シンプルながらもいつまでも眺めていたくなる味わいがあります。
高台部分は、脇も含めてかなり広めに削り出されており、
平盃型の作風に似合った低く構えた力強いものとなっています。
新品で購入後に大切に保管されていた未使用品です。■作品の概容
共箱(四方桟)
径10.3cm×10.0cm×高さ3.1cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2025-07-27
■作者(伊勢崎 淳)について
伊勢崎 淳先生は細工物を得意とした伊勢崎陽山先生の二男として生まれ、
幼い頃から陶芸を学び1959年に岡山大学特設美術科を卒業した後陶芸の道に入りました。
作品は花器、皿、茶陶のほか陶壁、オブジェなどの伝統的なものから、
造形志向の作品まで幅広く取り組んでいます。
制作にあたっては成形と焼成を重視し、
素材と窯(穴窯、登窯、電気窯)の特徴を生かした、
現代感覚溢れる作風を持ち味にしています。
また、レリーフ作家の代表格として、多数の作品を発表されています。
1966年日本工芸会正会員に認定され、
1978年から9年間、岡山大学特設美術講師をされました。
1998年に兄の満先生と兄弟揃って岡山県重要無形文化財保持者に認定され、
同年、日本工芸会中国支部幹事長を勤めています。
そして2004年7月、国指定重要無形文化財保持者となられました。
受賞歴・・・金重陶陽賞、岡山県文化奨励賞、山陽新聞賞、茶の湯の造形展優秀賞など多数/県展審査委員
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