山本陶秀 作 「備前宝瓶」(商品No. 4967) |
130,000 円(税込)
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神業と呼ばれた他の追随を許さない素晴らしい技を持ち、名品を数多く作り上げた人間国宝 山本陶秀先生の備前宝瓶です。陶秀先生が県指定重要無形文化財に認定された頃の、大きな三角形の「マ」の陶印となっています。轆轤の名人らしい緻密に計算された造形となっており、蓋と本体とが窯変牡丹餅を目印に寸分の狂いなくピッタリと合わさります。珍しい灰被り窯変の焼き上がりも素晴らしく、濃厚な灰被りとほんのりと緋色が差した抜けの取り合わせは素晴らしいです。内側も美しい土味が出ており、使った後は暫く中を眺めることになりそうです。
共箱(二方桟)
径9.5cm×径8.2cm×高さ8.0cm
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公開日時:2018-03-04
山本陶秀先生(1906年〜1994年 備前市伊部生まれ)は大正10年に陶芸の世界に入り、1933年に築窯して独立しました。その後京都の陶芸家、楠部弥一氏に師事して技を磨きました。戦後は北大路魯山人やイサム・ノグチらと交友を深めました。「ろくろの陶秀」と呼ばれるほどろくろ技術に優れ繊細な作品を制作し、茶入を主に茶陶の製作も意欲的に取り組み茶陶の名工としての地位を確立。特に茶入を好み、多く手掛けていました。1987年に国指定重要無形文化財保持者となりました。1992年、「六古窯の旅・人間国宝 山本陶秀展」を開催しました。