人間国宝無形文化財等、 備前焼の有名作家による個性溢れる作品を一堂に展示しています。


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藤原 啓 作 「備前徳利」

(商品No. 5022)
藤原 啓 作 「備前徳利」
220,000 円(税込)

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■作品の特徴

豪放磊落で優しさが滲み出るような温かな作風で万人に愛された、藤原 啓先生の極上の備前徳利です。啓先生の中期頃の作品で、カセ胡麻灰被り桟切りなどが渾然一体となり雅味のある渋い景色を形成しています。地味ながらも味わい深い景色に合わせてふんわりとした優しい緋色が出ており、生前はカセ胡麻と緋色の酒器を好んで使われていたという啓先生の好みが強く反映された仕上がりとなっています。あまり飾り立てることのないシンプルな丸蕪の作風は、陶器でありながらもどこかまるで人の顔のように感じられ、真ん丸の胴が朗らかで人懐こい笑顔を浮かべているように感じます。(※長時間水を入れると染みる場合がありますので、一輪挿しとしてはお使い頂くことが出来ません)

■作品の概容

共箱(四方桟)
口縁3.5cm×胴径9.5cm×胴径9.5cm×高さ12.2cm 容量 約340cc

■作品画像

藤原 啓作 「備前徳利」
藤原 啓作 「備前徳利」
藤原 啓作 「備前徳利」
藤原 啓作 「備前徳利」
藤原 啓作 「備前徳利」
藤原 啓作 「備前徳利」

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公開日時:2018-04-24

■作者(藤原 啓)について

藤原 啓先生(1899年〜1983年 岡山県備前市生まれ)は、備前市穂浪在住の国文学者 正宗敦夫氏の進めで備前焼の道へ。三村梅景氏にろくろ成形などの手ほどきを受け、1941年からは、同じ人間国宝の金重陶陽先生に焼成法などを学び、陶技の腕を磨きました。鎌倉・室町の雑器に見られる素朴さや豪放さに倣い、おおらかで明快な作風の壺や花器を製作されていました。若い時代に吸収した芸術に対する教養が作品に影響を及ぼしています。1954年、備前焼二人目の国指定重要文化財(人間国宝)保持者となり、1958年には日本工芸会理事に。1977年に岡山県備前市に藤原啓記念館を設立しました。
主な受賞歴・・・岡山県文化賞、山陽新聞賞、中国文化賞、備前市名誉市民、岡山県名誉県民、没後従五位勲三等瑞宝章受賞


 

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