山本陶秀 作 「備前徳利」(商品No. 5414) |
120,000 円(税込)
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神業と呼ばれた他の追随を許さない素晴らしい技を持ち、名品を数多く作り上げた人間国宝 山本陶秀先生の備前徳利です。本名である政雄の「ま」の万葉仮名である「万」を使用した徳利で、山本陶秀先生中期頃の岡山県指定重要無形文化財保持者に認定された際の作品です。陶秀先生は晩年期では首が小さく胴が大きい徳利を良く作られていますが、本作は首と胴が標準的なバランスとなっており備前徳利の王道のような佇まいとなっています。山本一門の強い焼き込みの源流が見られる窯変を宿しており、自然な黒をベースに桟切と胡麻が乗った渋い焼き上がりは焼き込みの激しさを感じさせます。作品下部には陶秀先生の特徴である桟切と金彩が出ており、濡れた魚の皮のような独特の景色を形成しています。
共箱(四方桟)
口縁3.1cm×胴径8.3cm×8.2cm×高さ12.3cm 容量 約320cc
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公開日時:2019-03-31
山本陶秀先生(1906年~1994年 備前市伊部生まれ)は大正10年に陶芸の世界に入り、1933年に築窯して独立しました。その後京都の陶芸家、楠部弥一氏に師事して技を磨きました。戦後は北大路魯山人やイサム・ノグチらと交友を深めました。「ろくろの陶秀」と呼ばれるほどろくろ技術に優れ繊細な作品を制作し、茶入を主に茶陶の製作も意欲的に取り組み茶陶の名工としての地位を確立。特に茶入を好み、多く手掛けていました。1987年に国指定重要無形文化財保持者となりました。1992年、「六古窯の旅・人間国宝 山本陶秀展」を開催しました。