高力芳照 作 「備前窯変徳利」(商品No. 6685) |
44,000 円(税込)
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金重素山先生と金重有邦先生に師事しながらも、
気負うこと無く自身の作品づくりを追求する高力芳照先生の、
窯出しされたばかりの新作備前窯変徳利です。
令和4年5月に窯出しされたばかりの最新作です。
リスクを恐れない攻めの窯焚きによって土の表情を引き出す高力先生らしく、
外周部ではまるで濡れた木炭のような濃い黒の灰被り窯変が、
更に一部では薄っすらと銀色に輝く灰被り窯変が展開されています。
金重一門の緋色は基本的に強く焼き込むほどに焼けて白色に近づいていきますが、
本作は限られたごく一部の場所でジャストタイミングで焼き上がったことで、
強い焼きを得つつも濃厚な緋色を残すことに成功した作品となっています。
鮮やかな緋色はまるで目に焼き付く用でもありますが、
師の教えを守り土作りを大事にしている高力先生らしく、
いやらしさや下品さは微塵も感じさせない本当に味わい深い緋色が素敵です。
胴の中腹ではまるで蛇腹のような轆轤目が四本残されており、
ちょうど通常の徳利と芋徳利の中間のような、とても凛々しい佇まいになっています。
煌々と照るような緋色は乾いたような独特の質感を持っており、
すでにもう何年も酒で磨き上げたかのような色気が漂っています。
共箱(四方桟)
口縁3.5cm×胴径9.3cm×9.2cm×高さ14.3cm 容量 約460cc
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公開日時:2022-08-13