山本陶秀 作 「備前酒呑」(商品No. 6964) |
70,000 円(税込)
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神業と呼ばれた他の追随を許さない素晴らしい技を持ち、
名品を数多く作り上げた人間国宝 山本陶秀先生の備前酒呑です。
職人としてキャリアをスタートさせ陶秀先生が、
激動の時代を経て岡山県の重要無形文化財に認定された後の晩年期の陶印の酒呑です。
生涯轆轤と向き合って生きてきた達人らしい、
左右対称で非常に端正な造りは見ていて心地が良いです。
白色の強いかなり明るめの土味に、まるで桜吹雪のような黒い飛び胡麻が乗り、
この時期の陶秀先生らしい軽やかで清潔感のある表情を持っています。
腰回りにはまるで濡れたような質感の真っ白な桟切りが発生し、
強い光沢感も相まってまるで生き物の滑皮のようでもあり面白いです。
逆に見込みの景色は光沢が消失しマットな風合いとなっており、
見込み底の枯れた胡麻は荒涼とした砂漠を彷彿とさせ、
早く酒を注いで潤してやりたいという欲求に駆り立てられます。
共箱(四方桟)
径6.8cm×6.7cm×高さ6.1cm
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公開日時:2023-06-01