人間国宝無形文化財等、 備前焼の有名作家による個性溢れる作品を一堂に展示しています。


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山本陶秀 作 「備前徳利」

(商品No. 6863)
山本陶秀 作 「備前徳利」
150,000 円(税込)

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■作品の特徴

神業と呼ばれた他の追随を許さない素晴らしい技を持ち、
名品を数多く作り上げた人間国宝 山本陶秀先生の備前徳利です。

職人としてキャリアをスタートさせ陶秀先生が、
激動の時代を経て岡山県の重要無形文化財に認定された後の晩年期の陶印の徳利です。

生涯轆轤と向き合って生きてきた達人らしい、
左右対称で非常に端正な造りは見ていて心地が良いです。

古備前時代の焼成を手本として焼成された作品で、
赤松の割木だけではなくクヌギ等の雑木を混ぜて強く焼き込む事で、
胡麻全体が山本一門独特の緑色掛かった金色へと変化しています。

また、もう一つの山本一門の特徴である自然な黒い肌が形成されており、
金と黒の幻想的なコントラストが楽しめる見応えのある景色が完成しています。

強い焼き込みの成果は土味にも金彩として現れており、
紫蘇色の夕焼け雲を切り裂く虹のように見え面白いです。

轆轤の達人らしく陶秀先生の徳利の胴は歪みのない完全な円に近いものになりますが、
激しく焼き込まれた本作では胴径が3~4mmほど変形して楕円形となっており、
激しい炎と轆轤の達人との見えざる死闘が繰り広げられています。

■作品の概容

共箱(四方桟)
口縁3.6cm×胴径9.8cm×胴径9.5cm×高さ14.2cm 容量 約530cc

■作品画像

山本陶秀作 「備前徳利」
山本陶秀作 「備前徳利」
山本陶秀作 「備前徳利」
山本陶秀作 「備前徳利」
山本陶秀作 「備前徳利」
山本陶秀作 「備前徳利」

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公開日時:2023-02-17

■作者(山本陶秀)について

山本陶秀先生(1906年〜1994年 備前市伊部生まれ)は、
大正10年に陶芸の世界に入り1933年に築窯して独立しました。

その後、京都の陶芸家の楠部弥一先生に師事して陶技を磨きました。

戦後は北大路魯山人先生やイサム・ノグチ先生らと交友を深めました。

陶秀先生は「轆轤の陶秀」と呼ばれるほど轆轤技術に優れ、
左右対称の繊細な作品を好んで制作されていました。

特に茶入の制作に意欲的に取り組み、茶陶の名工としての地位を確立しました。

1987年に国指定重要無形文化財保持者となりました。

1992年に「六古窯の旅 人間国宝 山本陶秀展」を開催しました。

主な受賞歴・・・岡山県文化賞、三木記念賞、山陽新聞賞、中国文化賞、毎日芸術賞、備前市功労賞、紫綬、紺綬褒章、勲四等瑞宝章、備前市名誉市民


 

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